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2019年4月17日 (水)

『羊と鋼の森』宮下夏都

我が家にも昔ピアノがあった。

この本を読んでつらつらおもうに、我が家のピアノはかわいそうなピアノだった。

申し訳ないと思った。

なぜなら、「私のピアノ」という立場にありながら、

私の愛情があまりなかったからである。(つまりどういうことだ?練習しなかった?いい音楽はできなかった?)

  *

この本はとても人気のあった本で、

私は今まで読んではいなかった。

きのう、

図書館に行ったとき

棚においてあるのを見つけ、

即、借りてきた。

   *

初めの数ページをめくりながら

なんと美しい文章かと思った。

すぐに引き込まれた。

北国の

森の匂いが、風が、水の流れが、そこに漂うような。

孤独な青年の心と一緒にそこにいるような。

彼は

自分の育った、何もないと思っていたその森が

自分をまっすぐに育ててくれたということを、やがて気づいていくのだろうか。

むしろありがたい自然、一般の人には得られない自然なのだと思う。

2016年本屋大賞受賞。

2018年、山崎賢人君主演で映画化もされているようだ。

ネットで見たら、その映画の、森の映像がとても美しかった。

音楽もいいようで、いつか観てみたい。

主人公はこれからも「羊と鋼の森」を力強く、歩んでいくことだろう。

先を知りたい。

内容(「BOOK」データベースより)

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

(2015/9/11)19

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