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2018年5月 8日 (火)

『月明かりの男』ヘレン・マクロイ

今日は寒いので、スプリングコートを着て出かけた方が、

と、テレビでは言っている。

たしかに少し気温が低いようだ。

    *

この本は、かなり以前に書かれたもの。

作者はヘレン・マクロイ(1904年6月6日 - 1994年12月1日)。

ベイジル・ウィリング博士シリーズの第2作目、1940年の作品である。

それが、去年2017年8月に和訳された。

そんなに古いものであるけれど、

内容は古くはない。

まさに正統派、本格ミステリ、

と言われる所以は

トリックがいろいろあるのではなく、

ひとの心の動きから解き明かすことだと思う。

「心理的な指紋」つまり、「犯人が知らず知らずのうちに取ってしまう行動」が解決に役立っている。

嘘をつくとそこに無理が生じるということか。

物理的なトリックは年代とともに色あせるが、

ひとの心の源は人が人である限り、

変わらないということなのだろうか。

最後飛ばして読んだので、少々気が残る。

午後から返しに行こう。

内容(「BOOK」データベースより)

私用で大学を訪れたフォイル次長警視正は“殺人計画”の書かれた紙を拾う。決行は今夜八時。直後に拳銃の紛失騒ぎが起きたことに不安を覚え、夜に再び大学を訪れると、亡命化学者の教授が死体で発見された。現場から逃げた人物に関する目撃者三名の証言は、容姿はおろか性別も一致せず、謎は深まっていく。精神科医ウィリングが矛盾だらけの事件に取り組む、珠玉の本格ミステリ。

(2017/8/31) 22

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