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2017年7月26日 (水)

『孤篷(こほう)のひと』葉室 麟

今日はこの辺りもドンてーん、時々雨模様であります。

午後はやみそうなので図書館へ行こうかな。

    *

何も知らずに借りてきました。

読むのに少し時間がかかりました。

「茶の心」について読み取りながら、

そこに紙を挟み、

しかも、それを全部写し終えて、

「さあ。アップしよう」と思ったら、「ラージ!」とか言われて、すべて消えた。

おまけに挟んでいた紙切れも全部取って捨ててしまい、どこかも分からない。

あぁ残念だ。まあいいか。仕方ない、ずっと開けっ放しにしていた私が悪い。

    *

千利休、古田織部、徳川家康、伊達政宗――。当代一の傑物たちと渡り合った茶人・小堀遠州の静かなる情熱、そして到達した"ひとの生きる道"とは。さわやかであたたかな遠州の心が胸を打つ、歴史時代小説。

角川書店 (2016/9/30) 35

    *

小堀遠州の庭は良く知っていたが、

ここは、つまり彼は、お茶が本流だったのであります。彼の人生を茶の湯とともにさまざまな人とのエピソードを語っています。

藤堂高虎も良く出て来る。遠州の妻が高虎の養女。

城好き一家として去年愛媛に行った時にも今治城で高虎の銅像を見た。

高虎は「何度も主君を変えた戦国武将として知られる。築城技術に長け、宇和島城・今治城・篠山城・津城・伊賀上野城・膳所城などを築城し黒田孝高、加藤清正とともに名人として知られる。高虎の築城は石垣を高く積み上げることと堀の設計に特徴があり、石垣の反りを重視する加藤清正と対比される。」ウィキペディアより

     *

・父は人を喜ばせようと茶を点てていた気がする。人が喜ぶ姿を見て、自らも嬉しくなる。それが父の茶(織部の娘いわく)

それに対し、

・遠州は自分の茶は、「相手に生きて欲しいとの思い」という。

「生きておのれのなすべきことを全うしてもらいたいと願う」

「自分らしくいきる」「生きている限りはそれが自分らしく生きていること」

・この世の見栄や体裁、利欲の念を離れて、生きていることをただありがたしと思うのが私の茶だ。

・退屈とは心が満ちた証

・茶は点てたいと思う相手があってこその茶である。

・自分の人生を振り返って

「川を進む一艘の篷舟(とまぶね)であったと思う。さほど目立ちもせず、きらびやかでもないが、慎み深いさまはわたしの性にあっていた。されど、孤舟(こしゅう)ではなかったぞーー」

・ひとはひとりでは生きられぬ

彼は自然体で生きて、流れのままに生きて、69歳でみんなに見守られ、なくなったという。

いつの世も、みんなそれぞれの人生を頑張って生きて行く。

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