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2017年5月25日 (木)

『誰か』『名もなき毒』宮部みゆき

5月も後半になりました。

遊び疲れて、風邪ひいて、

その間に友達との哀しい別れなどもあって、

ボーっとしながら、服の入れ替え。

ふと見ると、夏服がとっ散らかって日は暮れて、

寝る場所が無い今の状態であります。

ふーっ

片づけよー

   *     *

希望荘』を読んでから、杉村三郎シリーズに着目した。

軽く読める感じがしたから、かな。

で、最初の「誰かーSomebody」及び「名もなき毒」をリクエストして、続けて読んだのは

連休あたりだったか。

お出かけが多かったもので

読書メモは今頃になった。

「毒」は「誰か」の中でも重要ワード。「悪意」と同じ意味かな。

人の世には毒が存在する。

    *

「そこに住む人間の営みが刻み込まれてる。でも良いことばっかりとは限らない。邪悪も染み込んでる。それが“毒だ”」

「人が住まう限り、そこには毒が入り込む。なぜなら、われわれ人間が毒なのだから。」

その毒がいかにモノやヒトを蝕むかが描かれている、ということだろうか。

病んだ家のイメージは毒に侵された人体と置換可能ともある。

「名もなき毒」では、歪な精神の持ち主が現れる。

そうした者たちが仮面をつけたままこの社会で、普通に生活しているという問題点に気づき、不安視していた作者、まさにそのとおりである。

『誰かーSomebody』 2003/11/13 23 

内容(「BOOK」データベースより)

財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の“誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…。

『名もなき毒』(2011/12/6) 24

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。
解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。
折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。
人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。杉村三郎シリーズ第二弾。

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