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2017年5月23日 (火)

『その雪と血を』 ジョー・ネスポ

ジョー・ネスポの本です。

ジョー・ネスボは、
「1960年ノルウェー、オスロ生まれ。1997年に『ザ・バット 神話の殺人』でデビューし、同作で北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵」賞を受賞。世界的な人気を誇る北欧ミステリ作家」である。

相変わらず北欧ミステリは盛んであります。

200ページに満たない、ポケットミステリの判型に一段組みの文章。

かなり早く読めた。

その文章は簡潔、すっきり、無駄なものをそぎ落として続く。

静かなリズムを感じて心地よい。

飽きるとか、冗長なところが無い。

スパッとしていて、中身はこれで十分。

殺し屋オーラヴ、殺し屋なのに心を寄せてしまいそうになる。

ボス・ホフマンと、そしてその妻のしたたかさ。

先の読めそうで読めない緊張感。

2人の女性との愛。

凍る北国の白い雪を染める真っ赤な血とのコントラストが、視覚的に目の前に現れる。

とても印象的であります。

「スノーマン」より好き。

ミステリとしては「スノーマン」だろうし、これはミステリではない。

殺し屋のロマンス、クリスマスストーリー。

雪と血がオープニング、そして終わりも同じ「雪に血」。

すこし単純なところもあるけれど、それはそれで映像が浮かぶ物語。

内容紹介

オーラヴ・ヨハンセンは殺し屋だ。今回の仕事は、不貞を働いているらしいボスの妻を始末すること。いつものように引き金をひくつもりだった。だが彼女の姿を見た瞬間、信じられないことが起こる。オーラヴは恋に落ちてしまったのだ……。雪降りしきる70年代のノルウェーを舞台に、世界で著作累計2800万部を突破した北欧ミステリの重鎮が描く、血と愛の物語。

(2016/10/6) 22

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