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2017年3月21日 (火)

『コンビニ人間』村田 沙耶香

今日は一日家の中だった。

    *

芥川賞受賞したこの本。

本は「薄い」160ページ

しかし、文章は簡潔で読みやすいので、

あまり無駄な記述が無いと思う。

だから・・・読んだ気はする。

    *

少女のころの記述も、面白がって読んだ。

やがて、読み進むにつれて、

普通とは何か、ということ、

そのことを思った。

普通は普通で、

普通は、あまりいい意味には用いられない。

しかし

普通ではないこととはどういうことなのか。

普通でもいられない人というものを

普通の人は考えもなく排除する。

みんながやることがいいという考えを押し付けていく。

特に日本人はその傾向があるだろう。

今は

個性の尊重ともいうようになってきたけれど、

世の中にまぎれて、目立たないように暮らしていくのは

なかなか難しいのだろうか。

しかし

だから、何をしてもいいというわけではないのだから、

そこにはまた、常識的とか一般的とかのくくりが出て来るのかもしれない。

    *

白羽とかいう男性には結構私にしては怒った。

職業で人を見て、自分は頑張りもしない。最悪[物語の中だけど、ね]

「コンビニの店長風情が、」こんな言い方をする人は嫌いだ。(本の中ですけどね。)

   *

「なぜコンビニエンスストアでないといけないのか、普通の就職先ではだめなのか、私にもわからなかった。

ただ、完璧なマニュアルがあって、『店員』になることはできても、マニュアルの外ではどうすれば普通の人間になれるのか、やはりさっぱりわからないままなのだった。」

「正常な世界はとても強引だから、異物は静かに削除される。まっとうでない人間は処理されていく。」

内容(「BOOK」データベースより)

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

(2016/7/27) 12

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