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2017年2月19日 (日)

『世界の果てのこどもたち』中脇初枝

図書室で

「もう一冊何かないかなぁ。」と探して

手に取ったもの。

    *

「満州での一つのおにぎりを分けて食べた思い出が

彼女が日本人だったと思い出させる。」というエピソード。

みんな

悲しい思いをしていた戦争中からの話である。

憲法ができて、もう戦争はしないと、決まった、とある。そうだね。

戦時中の話も戦後の話も

リアリティにあふれ

私はこの本を読みながら、勉強させてもらった。

後ろを見たら

驚くほどたくさんの資料を参考にしていた。

その時に

地の上にすがりつくように暮らしていく庶民の立場・くらしが少し分かった気がする。

流されていきながら

必死に命を守ろうとする力

それが一般化され、大きな目として見ると教科書の中身になるのだ。

そこにはこうした人々の気持ちは無いけれど。

内容紹介

戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子(ミジャ)と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、珠子は中国戦争孤児になってしまう。美子は日本で差別を受け、茉莉は横浜の空襲で家族を失い、三人は別々の人生を歩むことになった。
あの戦争は、誰のためのものだったのだろうか。
『きみはいい子』『わたしをみつけて』で多くの読者に感動を与えた著者が、二十年以上も暖めてきた、新たな代表作。

(2015/6/18) 8

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