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2016年8月27日 (土)

『火星に住むつもりかい?』伊坂幸太郎

またまた台風が来る予報です。

低気圧の予感と言うか、

私はひたすら眠くって、立ち上がるとすぐ座りたくなって…

ねじが数本緩んでいる感じです。

    *

ユーモアがあって

パズルのように組み合わさっていく

そんな伊坂さんの本が好きです。

で、図書館に置いてあったのを即借りてきた。

   *

しかしこれはなかなか難しい。

初めから

嫌な感じだった。

こわいというより

こんなことがあるか、いやあるかもしれないな、

そう思うと、怖かった。

筆者談として次のように書かれている。

「僕は戦争と死ぬことが一番怖いんですね。戦争の何が怖いかといえば、人々の考え方が正常ではなくなって、何でもありになることで

魔女狩りも資料などを読むと、「お前が魔女だ」と言われたら、もう逃げようがない。みんなが暴走して行く怖さがあるんです。」

「単純に、自分が怖いと感じると書きたくなるんですよ。 

書くと自分が何に対して怖かったのかがわかるし…」

そう、これは現代の魔女狩りの、ものすごい仮想の話。

     *

内容(「BOOK」データベースより)

住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる! 地域の平和と安全のためにと、国が作った「平和警察」によって普通の人たちが、自分では何も思い当たらないのに次々に連行されていく。

(2015/2/18) 40

正義と偽善について。

物言わぬ大衆が恐ろしい、そうなってしまうことの、

今が、そんな雰囲気が少しも無いのなら、

笑って済ませるけど…なんだか、あぁ、おそろしや。

そしてまさに警察組織内で昆虫のように擬態していたものが、見事に(?)羽化し(?)

勢力をつけていく。

さて組織はどうなるのか。

空想の世界であります、よ。ね。

とにかく

いろいろ怖かった。

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