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2016年4月15日 (金)

『ゴースト・ボーイ』マーティン・ピストリウス

いつものように

どんな内容かも知らず

リクエストした本がやってきた。

(ミステリかと思ったぐらい、)

これはドキュメンタリーというか、自伝であった。

調べてみたら、テレビでやっていたらしい。

     *

読みながら、ひたすら憤慨していた私。

その当時被害にあっていた主人公には

同じ人間としてお詫びしなければならない。

まったく…

それから少しずつうれしくなって・・・

ということで、

誰も見ていない状況でも

いつでも同じように正しいふさわしいことができるか。

ということを考えた。自分に照らしてみる。

    *

彼は

周りからは

何も感じていない、見えない、聞こえない人だと思われているのだ。

だから

周りの人は

彼の近くで、

悩みを勝手に話すことから

彼に対してのひどい虐待までするのだ。

なぜなら

彼には何もわからない、だから苦痛も悔しさも感じないと思うからだ。

さらにもし感じても、何も言えないと…

あとから

何年も前から、彼がみんな分かっていたと知った時

それぞれが

自分のしたことや言ったことを恥ずかしく思うのだ。思うべきだ。

そういうことも

どんなことをされたかも

書いてはあるが、それはあいまいに、あちこちに少しずつ書かれているようにも見える。

それは優しさであろうか。

どんなにつらかったことだろう。

    *

相手が自分より弱い立場の人

幼子やお年寄り、そして障害を持った人たちに

どんな対応ができるか、

人の目があろうとなかろうと同じようにできなければならない。

自分がその立場だったら、そう考えて行動すること

このことを強く思った。

読み終えて一番に思ったことだった。

    *

また

そういう状況で

人間が、弱い人間ほど陥りやすいところでもあるとも思った。

    *

これからのマーティン夫妻の幸せを心から願う.

明るい未来に進んで行ってほしい。

二人の笑顔が未来に続きますように。

内容紹介

1988年、12歳のマーティン・ピストリウスは原因不明の病気になった。18ヵ月後には口もきけず、車椅子に座らされていた。
医師たちは両親に告げた。退行性の未知の病で、彼の心は赤ん坊に戻ってしまった、と。誰も知らなかったのは、身体こそ無反応だったけれど、マーティンの心はゆっくりと目覚めていたこと。でも、それを伝えるすべがなかったこと。
10年たった頃、あるセラピストが気づいた。マーティンの一部が目覚めていると。そして両親も、息子の知性が少しも損なわれていないと知った。病に倒れる前の記憶がないマーティンは、車椅子に座り、話すこともできない。しかし、コンピューター分野で素晴らしい才能を発揮。あらゆる困難を乗り越えて恋に落ち、結婚し、ウェブデザイン事業を立ち上げる。『ゴースト・ボーイ』は、再生と愛の力を描いた、深く胸を打つ実話。彼の途方もない物語は、私たちに、人生を大切にすることを教えてくれる。

(2015/11/18)18

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