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2015年12月16日 (水)

『流』 東山彰良

昨日が返却日だったので、本を返しに行った。

歩いていても少し汗ばむほどだ。

ワシントンだかでは桜が咲き、

日本でも梅が咲いたという。

世界中がどうかなっているのだろうか。(「か?」なんてもんじゃないか。)

パリでは何とか、条約がまとまったらしいが・・・真剣に考えないといけない。

みんなの地球で、ある。

   *

先週はいろいろ忙しく、本を読む時間が少なかった。

   *

第153回直木賞受賞作である「流」

選考会は前代未聞の満票決着という。

内容(「BOOK」データベースより)

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能が、はじめて己の血を解き放つ!友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。

(2015/5/13)65

直木賞受賞記念として伊集院静香さんとの対談を読んだ。

作者の父と祖父が題材になっているという。

しかし、お祖父さんには話は聞けなかったと。

そこで伊集院氏が言う。

「本人の話を聞いていたら、もしかしたら書けなかったかもしれない。小説を書くということは、「真実」を見つける作業ではあるけれど、「事実」を書くことではない。こうあってほしい、こんな人間がいたら面白いだろうという物語を、作家が作り上げていくわけだ。」と。

そうだろうなぁ。

正確に書くのでは単なる事実でしかない。

良く知らなかった台湾の話、戒厳令もどきが敷かれていた、私も既に生きていた1970年代。

時代の流れの悲惨さや痛さはあるけれど

その本流である話とは別に

私は幅広い巧みなユーモアもある筆致に惹かれた。

ところどころに散りばめられた楽しい言い回しが好きだ。

私のこころのピントに心地よく合う。

    *

ニュースで台湾の選挙について特集していた。

「台湾意識」と言うものがあるという。

この本により、近くに感じるようになった。

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