« 秋晴れ | トップページ | 実りの秋 »

2015年10月 9日 (金)

『土漠の花』 月村了衛

この本を読んで、感想とは言えない、今の思い。

   *

単純に面白かった。

私の読書スピードが読みやすさと面白さに比例(?)している、と思う。

深く考えもせず、休むことなく、読み進んだ。350ページ

ノンストップ現代戦争活劇、

あるいは

ヒーロー戦隊(?)

自衛隊員が外国で戦う話。

   *

しかし、

日本から離れた場所で、

こういうことが現実に起こり得る。

起こったらどうするのか。

この本のように、最終的に事実に反した公表?

ありえるなぁ。うーむ。

    *

それが分かっていても、やはり同じ時代のものとは思えないような。

いま日本にある問題とつながっている、とは思いつつ

あまりの派手さと、撃ち合いに

現実感が失せる。

    *

しかし

こういうことが起きないとは決して言えない。

作者はそこまで考えて

わざと大きく書いているのだろうか。

文章は

短く、たたみかけるようで、小気味よい。

また、アフリカの自然の壮大さにも驚く。

まさに「土漠(どばく)」

    *

巻末の参考文献の内容と、

その前の「謝辞」に

「本書の執筆に当たりましては、諸事情によりお名前を記すことのできない方に多大なご協力を賜りました。ここに深く感謝の意を表します。」

とあるのが、さもありなん。

    *

初めて読んだ作家さんなので、

こういう傾向なのか、と思ったが、どうなのだろう。

内容(「BOOK」データベースより)

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剥く。最悪の状況のなか、仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。なぜここまで激しく攻撃されるのか?なぜ救援が来ないのか?自衛官は人を殺せるのか?最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。男たちの絆と献身を描く超弩級エンターテインメント!

(2014/9/18) 53

|

« 秋晴れ | トップページ | 実りの秋 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 秋晴れ | トップページ | 実りの秋 »