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2015年8月 9日 (日)

『雪と珊瑚と』梨木果歩

8月9日

毎日の日付を刻んでいくうちに

あっという間の8月上旬が過ぎようとしています。

今日は「寒い」とまでは言いませんが、だいぶ涼しい早朝です。(5時)

    *

梨木さんの「雪と珊瑚と」

美味しい料理と、その素材

素材の良さを大切に

それを生かした料理を作る。

静かな文章に乗って

様々なお惣菜が作られる。

丁寧に愛情込めたコーヒーも。

自分の中で映像が浮かぶ。

    *

自分になかったもの、与えられなかったものを

自覚して

それを求める、あるいは決別する。

周りには

手助けをしてくれる人たちが自然と集まり、

その手助けを借りて、

素敵なカフェ&レストランを一人で始める。

それは失われていた「自分の居場所を作ること」であった。

    *

これから先

どうなっていくのか、

いろいろな人にぼやかされた部分があり、

そのままラストを迎える。

    *

その先を見たいのに…

もちろんハッピーエンドでね。

    *

かわいい雪ちゃん、の,

そのしぐさ

「ごあん、おいちぃ。おいちぃねぇ。」

「ああ、ちゃーちぇねぇ。」(幸せねぇ。)

みんなの思いがそこに詰まる。

「おいちいねえ。ああ、ちゃーちぇねえ。」

結局この本はそういうことだ。

そして、生きていく我々の基本もそこに有る。

    *

最初終わり方が

少しあっけなかったし、

少し甘いところも見え、そこに印象がいったが、

ブログに書きながら、思い返してみると、

良かった。

(2012/4/28)44

内容(「BOOK」データベースより)

  珊瑚、21歳。生まれたばかりの子ども。明日生きていくのに必要なお金。追い詰められた状況で、一人の女性と出逢い、滋味ある言葉、温かいスープに、生きる力が息を吹きかえしてゆく―。シングルマザー、背水の陣のビルドゥング・ストーリー。
    *
教養小説(主人公が様々な体験を通して内面的に成長していく過程を描く小説のこと。ドイツ語のBildungsroman(ビルドゥングスロマーン)の訳語で、自己形成小説とも訳される。)

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