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2015年3月 2日 (月)

『その女アレックス』 ピエール・ルメートル

春まだ浅く、

あったかいんだからぁ~

長くは続かない。

この寒暖の差が人間の体を傷めるという。

気をつけましょう。私も。

   *   *

内容紹介

「週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位!  「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。

早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。

おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。

「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。

未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!

   *
 

この本がかなり評判らしい。

上記のような紹介文を読んで、内容を知り、多少たじろいで、

リクエストするのをしばし、躊躇していた。(だって、怖いかも。)

ところが、先日の女子会でその本の噂を聞き、おまけにその本を貸してくれるという、ということで、借りてきた。

で、

思いかけず、そう嫌な気分にもならず、どんどん読み進んでいった。

一晩で読んだ。

    *

この本は3部から成っている。

1部が終わり、

2部になると、展開は変わってくる。

今まで考えてきた視点が変わる。

3部もまた然り。

この本は3つの物語から成っている。

それが一冊になっているから

それぞれの内容は、息が詰まるほど詳しくも無く、
それほど、どぎつくもない。

だから、

かなりあっさりと読めた。

1.2.3部と

意外な展開で、もっと話を続けてほしいような。

いろいろな人物の生い立ちも中身も理由も今後も、もっと知りたい。

そんな気分。

それくらい筆者の口数が少ないので

物足りなく、もっと、と思うのだろうか。

          *

いわゆるミステリそのものの謎解きではなく、

内容の組み立て、表示自体がミステリと言えるような、

ある意味、思いがけない内容ではあるが

それは作者が各部で、そこでは語っていないことがあるからである。

    *

作者は当然ながら、すべてを知っている。

それをある一面からだけを示し、次では別の面を示す。

読み手である我々は右往左往し

それにまんまと乗せられてしまったようだ。

     *

図書館で担当の方と話した。

「昨日まで“アレックス”読んでたのよ。」

「もう来ましたか?」(リクエストの多い本だから)

「ううん、友達に借りたの?」「それは良かったですね。」

それから、感想を言い合い・・・

図書館の人と話すのは、だから楽しい。

(2014/9/2)15

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