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2014年12月20日 (土)

吉野の葛

27奈良に仕事に行った夫のお土産。

葛餅

吉野葛は良く聞く。

しかし最近は本葛は多くないとも聞く。

    *

Kuzu_syasinn「葛はマメ科クズ属のつる性の多年草である。
日本では、根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。

和名である「葛」は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。

葛切りや葛餅などの和菓子材料や料理のとろみ付けに古くから用いられている。」(ウィキペディアより)

秋の七草のひとつに数えられるとともに、秋の季語として多くの俳句にも詠われている。花は可憐できれいだ。

和歌にも多く歌われている。

山上憶良、秋の野の花を詠める歌二首

・秋の野に 咲きたる花を 指折(ゆびを)りて かき数ふれば 七種(ななくさ)の花

 
・萩の花 尾花葛花(くずばな)撫子の花
   女郎花 また藤袴 朝顔の花(桔梗のこと)

)

 

(

・「ゆうされば くぬぎばやしに 風たちて
     国栖(くず)の山里 秋は来ぬらし」  谷崎 潤一郎 

谷崎潤一郎は「吉野葛」という中編小説も発表している。1930年

・葛の葉の うらみにかへる 夢の世を 忘れがたみの 野べの秋風

                                藤原俊成女

葛の葉が風に裏返っているの見ると、あの恋の思い出が甦ってくる。忘れがたい、この野辺の秋風。

葛の葉の吹きしづまりて葛の花   子規

この句からは、夏に葉を茂らせていたその力が、次第に花を咲かせる方へむかっていくという時間を、そして葛自体の自然の移り変わりが思われる。それとともに夏から秋へという季節の移ろいが感じられて、私は好きです。

・むづかしき禅門でれば葛の花 虚子

    *

葛の葉は裏が白く、風で裏返しになると目立ちます。
ここから「裏見の葛(の葉)」と言われ、和歌に詠まれるときには「恨み」とかけて使われることが多いのです。

    *

以前

よく行った少し高めの和食屋さんで、(少し気張っていくのだ。)

ランチの後に「葛きり」を注文するのが少しの贅沢だった。(少しだらけ・・・)

氷皿の上に、太めの葛きり。

それを黒蜜の小鉢につけて頂く。

美味しかったなぁ。

いろいろな人と一緒に食べたその空間と時間を思い出す。

うらみも何もない私の思い出は「食い気!」

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