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2014年12月 2日 (火)

『11/22/63 』上下 スティーヴン キング

一転冬将軍

ということは、こちらは青空、乾燥状態。

    *

7久しぶりのキング作品。

図書館で「まだ頑張っているのですね。」などと失礼な会話を。

上下を並べるとこのように一枚の絵となる。

そして、とにかく厚い。

ハードカバー上下巻(上529p、下527p)

しかも二段組み。文庫本なら4冊?

読み終えた印象は

「スティーブン・キングすごいなぁ。」

題名の「11/22/63」はJFKが暗殺された日時である。

     *

つい最近JFKを扱った本を読んだと思ったら

それはもう9月のことだった。(「第3の銃弾」こうして時間は思いがけず早く過ぎていく。)

著者あとがきに「このテーマの本や資料を積み上げれば、私自身の身長にも匹敵する高さになる。」と書いてある。

つまりそれほどの量の書物・資料があるということだ。

私が2,3冊出会ってもおかしくはない。

    *

人生の中で誰もがいくつもの選択肢や可能性を持っていたと言える。

今たどって来ているその道を選び、あるいはやむなく選ばされ、一つの道を進んできて「いま」がある。

その選ばなかった過去を嘆いても、選ばずに済んだその幸運を喜んでもいられない。

それらはもう自分の道ではない。

この主人公は自分が過去で頑張ったことの残酷な結果を知り、むなしい思いをする。

道は前にしかないことを知る。

    *

過去を選んで進んできた結果が「いま!」である。

戻って見ても、むなしいだけ、ということか。

大切な「いま」を生きていくのみ。

    *

時間改変サスペンス

時間旅行をして、そこで自分が何をするべきか、してはいけないのか。

あれもこれもは難しい。

生きてるみんな、読者に、良く考えて前に生きて行こう、と思わせる。

でもラストはいい。これでいい。 69,70

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