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2014年9月21日 (日)

『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿 泉

いい天気です。

これから母のところに行きます。風邪を引いたようです。

でもお土産いっぱいあるので、行きます。

歩き、バス、歩きという行程が少し今の私には気が重い。でも、青空が背中を押してくれる。

     *

この本も話題になりました。NHKで間もなくドラマになるそうです。

見てみたい。

    *

全体的に、激しい波があるわけでもない、

むしろ悲しい話もゆったりと受け止めて、

静かに語られていく。

    *

それぞれが

哀しみを胸において

生きている。

涙が出そうでもない。

深いところでは、想像力であり得るかもしれないが。

    *

一樹とテツコの出会いも

ずーっと暖められて持ってきたものなのだ。

だからこそ

そこは悲しい。

いつまでも今が続くとは思うな。

分かっているけれど

そんなことをそっと教えられる。

     *

「今」の幸せが続くのはいつまで。

おそらく多分自分が「今が幸せだ」と思えばずっと。

でも「生きるとは動くこと」という、夕子の言葉のように、人生は動いていくのだ。
見落としてしまいそうな小さな言葉にほっとし、時々立ち止まって思いを寄せる。

静かに語られる哀しみと可笑しみの重ねられた日常

読み終えてふーっとつくため息は、やすらぎ。

なかなかの本であった。

>ただ、ドキドキはらはらではない。 癒し系が求められているのかなあ。

(2013/4/19)57

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