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2014年7月28日 (月)

『神去なあなあ夜話』三浦しをん

土曜日から母のところに行っていて、今帰りました。

足が痛いということで、あまり動けないようです。

年寄りにありがちな脊椎から来るもののようです。

私も気をつけないと。

背中に追いかけるように「ありがとね。」という声が聞こえ、思わずもう少しいようか、と言いたくもなります。

     *

今回は「神去なあなあ夜話」です。

内容紹介

100年先を見据えて作業をしている、神去村の林業の現場。そこへ放り込まれた平野勇気も、村で暮らして1年が過ぎ、20歳になった。山仕事にも慣れ、憧れの直紀さんとドライブに出かけたりもするようになったけれど……。お仕事小説の名手が描く林業エンタメ第二弾! 秘密がいっぱいの神去村へ、ようこそ!
(2014/1/24) 48
      *
「神去なあなあ日常」 の本の番外編のようなイメージを勝手に持っていた。
だから,無理無理、読むことは無いな、と勝手に思っていた。
たまたま図書館の返却棚にあったので、借りてきた。
確かに、そんな雰囲気はあった。
    *
でも、最後まで
ほのぼの。
そして、楽しかった。
    *
「百年後か。…遠い出来事に感じられる。でも、おれが植えた本を、山太の息子が伐倒するかもしれないんだ。」
    *
サンタさんからの手紙を大事にする山太、純粋でかわいい。
もっと楽しいのが繁ばあちゃん。
おれのパソコンに侵入して、勝手に話を作りかける。
「小さい「つ」や「よ」が出ないのはなぜじゃ、」「教えなーい。」
戻ってその婆ちゃんの書いた文を見ると、本当に「あかんことないでしう」とかなっていて、笑った。
    *
この村のひとたちは、百年後を見据えて山に木を植えつづけ、先祖が植えた木を切りつづけて、生きていた。それは、笑ったり怒ったりしながら暮らす毎日を、自分たちと同じように、百年まえのひとたちも送っていたし、百年後のひとたちもきっと送るにちがいないと、信じてるからだ。
自分が死んでも、あとを生きるひとが幸せでありますようにと祈って、神去村のひとたちは山の手入れをしつづける。その信頼こそが、愛ってやつじゃないのかなあ。」
    *
好きだ嫌いだ、以上の大きな愛。人間だけでない、大きな愛。

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