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2014年7月24日 (木)

『スノーマン』 上下 ジョー・ネスポ

今日も暑いです。

そんな日には、言葉だけでも寒くなるような

『スノーマン』です。

ミステリ仲間のTさんのブログに乗っていた本。

北欧ミステリに共通する、暗い冬の風景の中、事件が起こる。

     *

マーチン・スコセッシが映画化すると聞いたが、

このシリーズの7作目であるらしく、

ここまでの流れは少しつかみにくい。

ハリーがアルコール依存症であったり、奥さんと別れた事情など。

そんなところもほかの北欧ミステリと似ている。

また、分かってはいるけれど

名前が分かりにくく、特徴がつかみにくい。

覚えるのが大変である。

    *

そこ行くと「エリカ&パトリック シリーズ」は、名前がわかりやすい。

名前のわかりにくさがミステリとしての神秘さ、複雑さにもなっているようでもある。

    *

寒く暗いけれど

全体に漂う白い初雪のイメージが

その悲惨で猟奇的事件をパウダーのように覆う。

そこから

雪の融け間に現れるの様子がさらに恐ろしいのでもある。

その気が先に立って、謎解きはどうであったろうか。

内容(「BOOK」データベースより)

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。捜査に着手したハリー・ホーレ警部は、この10年間で、女性が失踪したまま未解決の事案が、明らかに多すぎることに気づく。そして、ハリーに届いた謎めいた手紙には“雪だるま”という署名があった…。全世界でシリーズ累計2000万部、ノルウェーを代表するミステリー作家の傑作。

(2013/10/18) 45,46

     *     *

私の欲しいものリスト』 グレゴワールドラクール

何をいまさら、といいつつ

分かっているでしょう、と思いつつ

人が欲しがるものは何?と覗いてみたいのかな。私。

宝くじが当たったら、(買いもしないのに)自分ならどうでしょう、そんなことを考える時間が楽しいのであって、

実際に当たったら、どうなんでしょう。

私なら、大事にしまいこみすぎて、どこにしまったか忘れるか、

はたまた、どこかに落としてしまうか。(あり得る)

恐れるのは、ゴミに出してしまうこと、これもありそうな話である。

そして、まあいいか、最初からなかったと思えば…チャンチャン!
(ここまで進む私の妄想)

内容(「BOOK」データベースより)

フランスの地方都市で手芸店を営むジョスリーヌ。愛する夫と暮らし、友人たちとのおしゃべりを楽しむ平凡ながら幸せな日々を送っている。しかしある日、思いがけないことが起きる。気まぐれで買った宝くじが当選したのだ。ジョスリーヌは大金を前にして思い悩む―私が本当に欲しいものはなんだろう?フランスでベストセラーとなった胸を打つ物語。

 

  (2014/2/7) 47
文体があまり好みではなかった。
男性の作品というのを聞いて少し納得。
残念ながら原語で読んでいないから、読めないから、何とも言えない。
本人の意思ではどうにもならないこと、また、大金を積んでも元に戻せないことがあることも分かっている。
「本当の幸せは金では買えない」「失って初めてわかるささやかな幸せ」そんなありふれた言葉に潜む真実を実感。
これは、静かで苦い喪失の、さすがエスプリのきいたフランスの物語だ。
6分間のタイムリミットを持つ父親との会話が、心に残る。
 
自分が欲しいものは自分で決めるべきだし、
もう既に十分持っているのだとも、自覚するべきで、
持てないほど、欲張ってもいけない。
そうして、毎日を
感謝して丁寧に生きることに尽きるのだろう。(か。そうだね、きっと、そう。)

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