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2014年5月11日 (日)

『笑うハーレキン 』道尾 秀介 

道尾さんの作品は以前にも読んだことがあるが、久しぶりである。

これはどうなのだろうか、期待しつつ読む。

そして、ほぼ一晩で読み終えた。

読みやすく、あっという間に。

しかし、後半部分の急な流れと終わり方は少し気になった。

    *

書きたいことも良くわかった。

その先を見てみたい気もした。

とりあえず、ここで、一段落、ということか。

    *

「みんな、道化師…」

「自分を守るため、誰かを守るため、みんな懸命に素顔を隠して生きている。」

「だから人には仮面が必要になる。…それを被って生きていかなければいけない。ただ。

どうせ素顔を覆うなら、笑顔で覆ったほうがいい。」

ハーレキンとピエロ

ハーレキン(道化師)の顔に涙のマークを書くとピエロになるという。

哀しみを抱きながら、人を笑わせている。

どちらにしても素顔は見えない。

  *

こうありたいという自分を皆それぞれに演じている。

本当の顔を隠した道化師として。

   *

ならば、一人ぐらい仮面をかぶったふりをして、普通に暮らしていくものがいてもいいんじゃない?

もちろん、そこは笑顔で。

なーんて、そんなことを思った。

中央公論新社 (2013/1/9) 379ページ 28

内容(「BOOK」データベースより)

経営していた会社も家族も失い、川辺の空き地に住みついた家具職人・東口。仲間と肩を寄せ合い、日銭を嫁ぐ生活。そこへ飛び込んでくる、謎の女・奈々恵。川底の哀しい人影。そして、奇妙な修理依頼と、迫りくる危険―!たくらみとエールに満ちた、エンターテインメント長篇。

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