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2014年2月25日 (火)

ソフトクリームと『歯と爪』B.S.バリンジャー

45 あまりに肩こりがひどいので、息子に背中を押され(単に行って来たら、と言われただけだが。)近くの日帰り温泉に行った。
昨日の午後のこと。

ゆったりしたあと、一人でソフトクリームを食べつつ(美味しくて、幸せ!)
持って行ったこの本を手にしたが、もちろん読み終えなかった。

その夜読み終えた。

   *

私はなぜこの本をリクエストしたのだろう。

私の手元に来た古ぶるしい本を前に不思議に思った。

1977年7月初版のこれは1988年9月22日第15版のものであった。

調べてみたら、新版が(2010/6/10)に出ている。

私の目に留まったのは、だからなのか。

しかもこちらは古い本の方なので、これまた小さい文字だ。8ポ以下。

     *

後半部が袋とじになっていて、開けていなければ返金されるというシステムだったらしい。

もちろん、その袋とじとやらは当然あけられている。

残念ながら、私の初めての体験とはいかなかった。

     *

読み始めは

意味がよく分からなかった。

しかし次第にそれも分かってきて。

二つの場面が交互に語られる。

カットバック方式。

     *

この文章は、いわばお行儀のいい(悪い意味ではなく)

正しい、そう、お手本のようなものだと思った。(決して踏み外さず、破けることもない。)

どこかにそのような面(教科書風)で取り上げられているとも読んだ。

あとがきに「今世紀(それは21ではなく、20世紀である)最高のサスペンス小説。

サスペンス小説である以前に、まず小説なのだ。」とある。

また「The Tooth and the Nail」は「手段を尽くして」あるいは「必死になって」という熟語と犯行現場から発見された証拠物件にもかけてあり、ピッタリのタイトル」、ともあった。

激しい表現も大きな波もないけれど、愛する人を奪われた人の、強い思いがしみわたる。

面白かった。できれば大きい文字で読みたかった。 13

内容(「BOOK」データベースより)

ニューヨーク地方刑事裁判所で、奇妙な裁判が進行していた。お抱え運転手が殺された事件を審理していたのだが、肝心の遺体は見つからず、殺害現場と見られる地下室に焼け焦げた義歯と脛骨、右中指の先のほか血痕など若干の痕跡を残すのみ。“罪体”のない殺人事件を巡って、検事側と弁護側の烈しいやりとりが展開される。“サスペンス小説の魔術師”が仕掛ける、愛と復讐の物語!?―。

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