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2013年9月 7日 (土)

『面白い本』成毛 眞と百科事典の思い出

今回の本はどこかで見た「面白い本」の『面白い本』です。今年1月に出版された新しい本でございます。

面白本のガイドブック
知らなかったが、ノンフィクションものを集めたものだった。

語り口がスパッスパッと頭に入ってくる。

短いセンテンスで、どお?どうよ!と言う感じ。

とはいっても、ノンフィクションなので、私があまり近づかないものばかり。
だから、はじめて知るようなものが多い。

先ほどまで情緒的な小川さんの本を読んでいた身としては
なかなか油断できないのだ。

作者は2000年までマイクロソフト社の取締役社長であった成毛 眞さん。
ご自身の子供のころの最初の「面白い本」は「水滸伝」だったという。
小学校高学年ではそれが「百科事典」になったという。

そこで思い出した。
私もそうだった。記憶に残っている本の一つ。
立派な百科事典ではなく、厚さ10センチほどの1冊だけのジュニア向けの百科事典
3,4年生ごろに買ってもらってから、いつも手元に置いて眺めていた。
一つの事柄を調べていると、その中の重要語句に小さな*マークがついている。
それをまたひらいていくと、そのコメントの中にもまた*マークがあるから、
次から次へと興味が尽きない。

思うに、今のパソコンの状態と同じである。
ネットで調べて、さらに進んでいく状態と。

間に写真もたくさん載っていて、世界の山々や、風景、日本三景、とか
いまなら世界遺産などあるのだろう。
オリンピック・卓球荻原選手などが載っていて、知らなかった人なのに、妙に覚えている。

そして、大百科事典と言えば
平凡社の何十冊という百科事典を、会社から必死に持って帰ったことがある。1年ぐらいかかった。なぜなら電車が混むので、く帰れる時しか持てないから。
なぜか。勤めていたのが、出版もする会社だった関係で、版元かどこからか、頼まれて、つまり販促(?)で買ったので、会社にまとめて届いたのだ。
迷惑にならないよう、積んである本を懸命に一冊二冊と運んだのだった。重かったなぁ。

それを読んでいたのは父で、読み終わり、閉めるときに「パッターン」と大きな音を立てるのが好きだった。「うふふ、みんな驚いたかい?」と言う風に。
今は開く人もなく、それを入れるために買った、立派なガラス戸の本棚の前には「ぬいぐるみ」や「ミニ招き猫」がデンと座っている。

内容紹介

面白いにもホドがある! 書評サイトHONZの代表が太鼓判を押す、選りすぐりの面白本100冊。ハードな科学書から、シュールな脱力本まで。いずれ劣らぬ粒ぞろい。一冊でも読んだら最後、全冊読まずにいられなくなる。本代がかかって仕方がない、メイワク千万な究極ブックガイド。

岩波新書・新赤版  2013/1/23 56 (久しぶりの新書だ。)

読みたい本はたくさんあった。

・「全国アホ・バカ分布考ーはるかなる言葉の旅路」(松本修著)探偵ナイトスクープから。
・「オオカミの護符」小倉美恵子著 山岳信仰 Tさんのブログで読んだ。
・「ミドリさんとカラクリ屋敷」(鈴木遥著)第8回開高健ノンフィクション賞次点作品
・「破局噴火ー秒読みに入った人類壊滅の日」(高橋正樹著)
・「医学探偵ジョン・スノウーコレラとブロード・ストリートの井戸の謎」(サンドラ・ヘンベル著、杉森裕樹など訳)
・「不死細胞ヒーラーヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生」(レベッカ・スクルート著、中里京子訳)
・「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(リチャード・P・ファインマン著、大貫昌子訳)
・「ヒトラー・マネー」(ローレンス・マルキン著、徳川家広訳)*
・「ジーニアス・ファクトリーーノーベル賞受賞者精子バンクの奇妙な物語」デイヴィド・プロッツ著、酒井泰介訳)
・「FBI美術捜査官ー奪われた名画を追え」(ロバート・K・ウィットマン、ジョン・シフマン著、土屋晃、匝瑳玲子訳)
・「君は一流の刑事になれ」(久保正行著)
・「プラダを着た悪魔」(ローレンス・ワイズバーガー著、佐竹史子訳)ノンフィクションの匂いがするフィクション
・「マネー・ボールー奇跡のチームをつくった男」(マイケル・ルイス著、中山宥訳)
・「経済学 名誉と現代」(日本経済新聞社編)日経新聞の「やさしい経済学」の記事をまとめたもの。
・「未解決事件ー使者の声を甦らせる者たち」(マイケル・カプーゾ著、日暮雅通訳)
・「アポロ13号 奇跡の生還」(ヘンリー・クーパーjr.著、立花隆訳)
・「ベトナムの少女ー世界で最も有名な戦争写真が導いた運命」(デニス・チョン著、押田由起訳)
・「脱出記ーシベリアからインドまで歩いた男たち」(スラヴォミール・ラウイッツ著、海津正彦訳)*

・「無人島に生きる16人」(須川邦彦著)日本で実際にあった探検船龍瞳丸の遭難事故

それ以外に、鉄板過ぎて紹介も恥ずかしい本として
「冷血」(トルーマン・カポーティ)、「誘拐」(本田靖春著)…吉展ちゃん事件、「軍艦武蔵」(手塚正己著)

アー疲れた。打ち間違いがあったら、お許しを。

私がピックアップしたものよりは、ご自身で選ぶのがきっとよろしいかと。いずれにしても驚くほどの分野の異なる本たちがあることを、私は知った、だけでも偉い?!(誰が?私が?いえ教えてくれた成毛さんがえらい!)

程度の差は天と地ほどもあるが、(それ以上?そうか、地下5階ぐらい?)
私が一日の結構な時間(
とはいっても一日平均すれば、1時間もないかな。)を費やしている「読書」についての自分の理由づけとして引用させていただく。

「では、なぜ読むのか。面白いからだ。これらの本を読み終える頃、自分が普段生きるために使っている知識というものは、人間の知の巨大な営みに比べれば、氷山の一角にも満たないことがまざまざと感じられるだろう。

いったいなぜ、本読みは、これほどまでに無意味で壮大な知識を求めてやまないのか。

科学の歴史は人間の知識欲の歴史でもある。
人類がどのようにして知ることを欲し、それを自らのものにしてきたか。その足跡を本の上の文字でたどり、自分の知識欲を満たしてゆくことに、ただひたすら快感を覚える。それはまさに、本読みの性(さが)であろう。」

私のあまり使わない方面の脳をつついてくれた本でありました。

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