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2013年6月22日 (土)

『ロスジェネの逆襲』池井戸潤 *

今日は天気予報通り、梅雨の晴れ間、さわやかな天気です。
明日にかけて大洗濯いたしましょう。

息子たちはそれぞれ京都、山形と友人とのお出かけということで、
いい天気でよかったな、と思っています。

空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「ルーズベルト・ゲーム」から
今回は「ロスジェネの逆襲」です。
「俺たちバブル」シリーズの第3弾

金や権力、会社では人事権?のあるものが強い、そんな世の中で
勇気を失いかけているものたちに
力強く訴えかけてくる。

長く続いた不況、暗黒の時代
その中で働くこととは何か、お金だけではないものを見つけよう、
という元銀行員だった作者の視線・思いが伝わってくる。

いつものように
小気味よい読後感

まさに社会派エンタテイメント小説

母にも勧めたが、金融関係の言葉が、カタカナばかりだからと
断られた。今度違うのを持ってくるね。

「すべての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。…オレたちが追及すべきは看板じゃなく、中身だ」

「仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから。」

「どんな時代にも勝ち組はいるし、いまの自分の境遇を世の中のせいにしたところで、結局虚しいだけなんだよ。ただし、オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけどさ」

「世の中を儚み、文句をいったり腐してみたりする…。でもそんなことは誰にだってできる。…いつの世にも、世の中には文句ばっかりいっている奴は大勢いるんだ。…それになんの意味がある。…その答えを探すべきなんじゃないか」

「あと10年もすれば、…社会の真の担い手になる。そのとき、…できる改革があると思う。そのときこそ、お前たちロスジェネ世代が、社会や組織に自分たちの真の存在意義を認めさせるべきだ・・・」

これらの言葉は、まさに
ロスジェネ時代である自分の部下たち、
「失われた十年に世の中に出た者、及び
その下の世代への応援と、来るべき逆襲への期待」を述べている。

理想論かもしれないが、
今、自分が毎日働くことについて考えている人にとっては
勇気を持てる言葉たちだ。

心の中にそういう信念を持っていることだけで、強い。

ダイヤモンド社 (2012/6/29) (39)

7月初めからテレビで二つ池井戸作品のドラマが始まるようだ。
半沢さんが・・・境雅人
「七つの会議」は東山紀之さん主演
見てみたい。

内容紹介

人事が怖くてサラリーマンが務まるか!
人気の「オレバブ」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。
エンタテインメント企業小説の傑作!

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