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2013年3月24日 (日)

『天国旅行』 三浦しをん  *

4028今回の本は
リクエスト本を待ちながら、の本として
偶然手に取ったもの。

面白かった。

2010年3月発行

三浦しをんさんの作品には安定感がある。

強烈な感動でもないが、内容や文章も難しくはないし、こころも安心する。

巻末に「心中」を共通のテーマにしたとあった。


しかし、暗い話ばかりではなく、
なぜかほのぼのしているものもある。
「森の奥」「遺言」など私には面白かった。


「遺言」に書いてある話は
言い回しにユーモアがあり、映像化を思った。

エピソードを挟み込む形で
主人公が話を進めていくのだ。なんてね。

こんな風な文なら
夫婦でお互いに交換してもいいと思う。

そのほかのものも同様に程度の差こそあれ、面白い。

いろいろなパターンで「死」という言葉の持つ世界を述べているが
それは逆にみれば、
今の世界、生きている世界を考えるということにつながっている。

最後の「SINK」は切なく心に浸みた。

自分の人生、考えようで変えられる。


天国旅行」は自分自身で生きていくもの、まさに自分の人生「天国までの旅行」だから。

そんなことを思った。

23冊目

内容(「BOOK」データベースより)

そこへ行けば、救われるのか。富士の樹海に現れた男の導き、死んだ彼女と暮らす若者の迷い、命懸けで結ばれた相手への遺言、前世を信じる女の黒い夢、一家心中で生き残った男の記憶…光と望みを探る七つの傑作短篇。

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コメント

ブログ友の読書日記を拝見していてしをんさんの『神去なあなあ日常』のレビューがあり、読んでみたいと図書館で検索しましたが在庫なし。
しをんさんの本は人気あるんですね。
これも面白そう。メモしました~。
果たして借りられるか???

投稿: VIN | 2013年3月25日 (月) 19時08分

こんばんは
VINさん

私も三浦しをんさんの作品は好きです。
結構読んでいます。
そういう意味では、だんだん平和な本が好きになってきたということですね。、
「神去なあなあ」は私も読みました。
2012.07.08でした。
三浦さんに会えるといいですね。

投稿: いち | 2013年3月25日 (月) 20時37分

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