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2013年2月26日 (火)

映画「ナイロビの蜂」とオスカー

昨日は
アカデミー賞の発表が続く中
 

私は昨日録画した「ナイロビの蜂」を見ていました。

 

歯医者に行って麻酔が切れるまで
食べてはいけないと言われていたからです。
 

テーブルに座っているとつい何か口にしてしまいそう。


アルゴ」がオスカーでしたね。
既に上映中であります。
 

なかなかオスカーは
エンターテインメント作品には厳しいようです。
 

さて「ナイロビの蜂」
レイチェル・ワイズが
2005年のアカデミー助演女優賞を受賞しました。

「ジョン・ル・カレ」の作品が原作。

み終えて

後からじわじわと思いが深まる。

この映画には

底辺に愛が流れていた。
もちろん、その上には社会的な問題が乗っているのだが。


最初のところで

テッサが遠くまで帰る少女を車で送ってあげてと夫にいう、

「困っている人はたくさんいるんだ。一人だけを助けられない。」

そして 最後のところで

ジャスティンが飛行機に少年を乗せてくれという。

同じように「一人だけを助けられない。」

そして、少年は自分から飛行機を飛び降りる。


悲しい・・・


ジャスティンは

自分が愛されていたがゆえに、真実を知らせられなかったことを知る。

そして・・・

 本作の邦題は『ナイロビの蜂』。The Constant Gardener

 蜂の一刺しという言葉があるが、刺された者が死ぬこともある。
 しかしまた、刺した蜂も刺した後には死んでしまうという。

 その蜂のように、テッサは命を投げ出しというか失う。

スリービーズ社の不正を告発しようとしたのだ。
 テッサはその途中で死んでしまい、ジャスティンはそのあとに彼女の思いを知ることになる。

 

 アフリカを舞台にした映画や書物にもかなり接してきたが、
(来たような気がしていたが、)
実態は、今も、その延長にすぎず、それは続いているのだと思う。

 多くの人がもっと関心を持つようにならねばなるまい。
それが実際のアフリカの問題を知り、それが明らかになり、不正が正されることにつながるだろう。

 
 こうした発展途上国(という言い方もどうなんでしょうね。)が抱える問題は、多岐に渡っている。

 地球は一つ。命は重い。

映像は前後し、変化するので、少しわかりにくい。
最初に原作を読むとわかりやすかったかもしれない。

現実にアフリカで起きた事件を題材にしたジョン・ル・カレの同名小説を原作、とある。(そうなのか。)
アマゾンのレビューに、「劇場公開時はまるでラブ・ストーリーのような宣伝がなされていたが、実際はアフリカを食い物にする者たちの傲慢さや、それゆえの重々しい衝撃的悲劇を前面に打ち出した社会派映画で、その中から夫の妻に対する愛情をじわじわと醸し出していくといった構造である。」とあったが、まさにそういうことだろう。

最終的には、じわじわと染み入る二人の愛情を感じた。

最後の場面、自然の見事な映像、妻が無くなった場所で。

あのトゥルカナ湖は実際にあって、あの円形の山は活火山で、そのトゥルカナ湖国立公園群は、現在ユネスコの世界遺産に登録されているという。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
私も「愛」の方が強く心に残りました。テッサが命を賭けて挑んだことを全うする、それだけなら(ってそれもすごいことですが)、自ら命まで取られない方法があったはずなのに・・・と思いました。最後の場面がとても印象的で、映像の美しさが現実の残酷さと、愛の深さを際立たせたような感じでした。

投稿: つっさん | 2013年2月26日 (火) 14時02分

こんにちは
つっさん

そうそうあのラストの映像
世界遺産なんですって。

あまり観光客もいかないらしい。
ホントにあったのですね。なーんてね。

あれが真実の映像なら
つまり同じ地域にあるのなら
もっと印象的になります。
CGのようだったから。疑ってしまった・・・
ありがとね。

投稿: いち | 2013年2月26日 (火) 16時26分

今頃のコメント、ごめんなさい。
観るのは2度目…。
素晴しかった。深いものが後で何度も蘇ります。
レイチェル・ワイズ、素敵です。
ジャスティンを演じた俳優は、「愛を読む人」でも主演を演じていましたね。
いい顔をしています。
なによりも、いちさんの感想が胸を打ちました。

投稿: かたつむり | 2013年3月 2日 (土) 09時36分

おはようございます。

そうですか。二度目の鑑賞でしたか。

良いものは何度見ても
そのたびに
何かまた別の感じ方を見せてくれるのですよね。

「愛を読む人」、原作の「朗読者」で気になっていたのですが、じっくりと観てはいません。
先日やっていましたね。またやるかなあ。

投稿: いち | 2013年3月 3日 (日) 08時19分

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