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2012年11月18日 (日)

『白い犬とワルツを』テリー・ケイ

なんだか懐かしく、手に取った本。

中身もよく知ってはいたが、読んだのかどうかも定かではない。

日本での発売が、1993年

発売されたのは、ずいぶん前の話だ。

20年前、その間に

私たちは年を取り、考え方や状況も変わってきている。

だから読んだとしても、思いは当然異なる。

これは作者が親と自分たち子供のことを少しフィクションを加えて書いたものという。

つまりノンフィクションに近いのだ。

アマゾンの感想を見ても、最高の5からつまらない、感動しないという1まで。

読み手が何を求めているのか、最初からここに感動を求めるとどうだろう、と思った。

われわれの年代には、いろいろ考えさせられるものがあった。

ほぼ身近な話として、実際にこうだったらああだったらと考えて

読んだのであって、

そこに最初から感動を求めたのではなかった。

作者としても、実際の両親の長いロマンスともいえる、愛情に包まれた歴史と、それが形として無くなったときに現れた白い犬。

そしてそれを疑問に思いながらも、優しく思いやる子供達のことを書きたかったということだと思う。

自分も含んだ、愛にあふれた物語を書き留めておきたいと思ったのだと思う。

読んでいて、「年を取ると…」「親もこの年になると…」とか「聞いた話だけど、年寄りは・・・」のような記述がどんどん出てくる。

決めつけるような言い方に、それに対しての親の反発する気持ちも。

よくわかる。

「年なんだから」と言われる立場の反論も見えて

私も気を付けたいと思った。

そして、お互いに自分の人生を

心残りなく過ごせるように・・・

おそらく作者は、そうできたのだと思う。

そして、大事なものを失った時の思いも経験してきた。

いろいろな意味で、

私の読後感は良かった。 58冊目

内容(「BOOK」データベースより)

長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない―真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。

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