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2012年8月19日 (日)

『あなたは誰?私はここにいる 』 姜 尚中 で 「芸術は素敵!」

以前に読んだ「トーキョーストレンジャー」が予想に反した軽い?ものだったので、もう一冊、と思って予約したもの。

しかし、これもまた、読みやすい絵画、音楽の話だった。

たぶん、おそらく

私にふさわしい本を与えられた、と思った。

あるいは読者に合わせてこういう読みやすい本が多いのかもしれない。

読んでいる最中の

8月15日、竹島のことなどもただよっていた日

夜のニュースにご本人が座っていた。

ザッピング中だったが、少し興味があって、とどまった。

内容紹介 

 祈りと再生への道筋を標した人生哲学の書
人気美術番組の司会役を務めた著者が、デューラーやベラスケス、沈壽官など、古今東西の絵画や彫刻を通して、現代の祈りと再生について論じる。芸術鑑賞とは、究極の「自己内対話」である!

 

芸術作品に出会い、その作品が語りかけてくるものを自分なりに受け止めて、自分を見つめていくという作業の中で、

「自分は何者なのか。」を考えたということ。

そこから始まる。

じっと見据えるデューラーの自画像

そこから何かを感じたという。

日曜美術館の司会をしてさまざまないい空間を経験してきたという。

「自分探し」とは近年もよく言われるが、昔からある概念でもある。

いい空間でタイミングよく、芸術と出会い、自分の心象を重ね合わせることができたらどれだけ素晴らしいだろう。

あの美術館の空気、雰囲気、

その中で感じられるもの、問いかけられるもの

本書ではそれらをしっかり受け止めて語りかけている、

その内容は

私にもわかる気がするし、同じようなことを感じたりもした。

それは人それぞれで有ってよく、

それが望ましい。

でも共感できる人もいてほしい。

感じ方の領域なので、それを言葉にするとなかなか難しいが、

この本を読んでいると

隣で見ている人の息遣いや、感動していることが

雰囲気でわかる、そんな感じだ。

常に

誰かに問われる、「あなたは誰?私はここにいる。」

その答えをいつも考え、持っていたいと思う。

 

昔 小学校の頃 10歳ぐらいかな

突然、何かの拍子に「芸術は大事だ。」と思ったことを思い出す。

なぜ勉強を習う学校で、音楽や絵など楽しみなことを習う時間があるのか、疑問だった。

本を読むことは好きだったし、そこに書いてある挿絵も好きだったし、歌も、音楽も・・・でもそれは勉強ではないと思っていた。

ただそれは楽しみのためで、学校でするほかの勉強とは違うものと思っていたから。

それが突然、こういう芸術は素晴らしいのだ、と思ったのだ。

生きていくうえで、食べるものも大事だけれど、

それで、おなかはいっぱいにならないけれど

芸術は大事なのだ。

人の心を幸せでいっぱいにする。

そんなことを思って私は安心したのだ。

それまで数年間の疑問(?)が解けた気がした。

しかしそれを誰かに言うこともなく、

なぜだかわからないが胸の奥にしまった。

そう思わなかった、今までの自分が恥ずかしかったから、かもしれない。

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