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2012年7月 8日 (日)

『神去なあなあ日常』三浦しをん

三浦しをんさんの作品ということで、

不安感はなく読み始めました。

山奥の話、

激しい感情の行き違いや争いもないと思われ、

この流れはどういうことになるのだろうと思いつつ

しかし最後に自分がどんな気持ちになるであろうかと

心の底で期待しながら

読み進みました。

そして

読み終わった今、

映画のような緑の雄大なラストシーンが、俯瞰図のように、やがて視点は空の上から高く高く、

そんな映像を思い浮かべました。

音楽は静かにやわらかく。

映像は緑の山と人々が交差し、ゆったりと豊かに。

取りたてて感情が湧き上がる場面もないけれど、

楽しく個性的な登場人物たち。

いろいろ語られる村の風習もこれまた楽しい。

まさに「静かに山の美しさの中の日常が語られ」、その先が楽しみに思われる作品でした。

自然の中に含まれて生きていく、そんな素晴らしさを感じます。

特に村の48年ぶりのお祭りで、杉の大木に乗って落ちる場面は

漫画風でこれまた楽しく想像できます。36冊目

内容(「BOOK」データベースより)

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。

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