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2012年6月18日 (月)

『ブラフマンの埋葬』小川洋子

先日「あやとり」の本と一緒に借りてきた

小川洋子さんの本の今回の2冊目。

なんだかわからない動物を飼い始める僕。

その名前が「ブラフマン」

「謎」の意味というが、それも定かではない。

透き通った文体で、毎日を静かに親しく暮らしていく様が描かれる。

話も分かる自分にとっての大事なパートナーである。

夢の中のような、ぼんやりした世界で

主人公の僕はふと店の娘の言葉に

誘われ

ブラフマンを置いて娘と車で出かけようとする。

その前に飛び込んできた「ブラフマン」

僕は仲間と一緒に淡々とというかなんというか、悲しみつつも、その事実を受け止めて、ブラフマンと決別し、ブラフマンの埋葬をしたのだ。

昔の「埋葬」の仕事の話を重ねているが、どこの話かも定かでない。

オリーブの木、石棺、ラベンダーなど。

自分にとっての大事なものが、今までのものから他のものに変わろうとしたということなのだろうか。

暗示的ではある。

34冊目

調べてみると「宇宙の中心的原理とされたのがブラフマン(梵)であり、人間個人の支配原理とされたのはアートマン(我)」とあった

「淋しがらなくてもいい、僕はちゃんとここにいるから。」

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