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2012年2月 1日 (水)

『舟を編む』 三浦しをん

日曜日娘が買ってきてくれた本の1冊。

退屈しないように、ということで。

もちろん昼間はあまり読む時間がなかったが、昨日寝る前に読み終えた。

本屋大賞ノミネート作品を参考に。

最初、読み始めは「あらら、辞書についての参考書だったか。」などと思ったが
そんなことがあるはずもなく。

今のデジタル時代でも「言葉」は人と人の心をつなぐ大切なものであるということ、
それに対してその言葉を探し、正しく使えるように、学ぶために必要な辞書というものを作り出す仕事の中での人間模様。 

言葉を愛する人たちの膨大な時間と愛情。

昔辞書が新発売されるという時のことを思いだした。
その裏にはどれだけの苦労と時間が込められていたのかを思った。

そういうことに重点を置いているので、
登場人物はみないい人で前向きである。 

「大渡海」…「有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎだしていく。…真理に迫るために、いつまでだってこの舟に乗りつづけていたい。」

なにかを生みだすためには、言葉がいる。…ひとのなかにも、同じような海がある。そこに言葉という落雷があってはじめて、すべては生まれてくる。愛も、心も。言葉によって象られ、昏い海から浮かびあがってくる。」

言葉という宝をたたえた大海原をゆく」

それが「大渡海」という辞書なのだ。

そしてこの本の装丁が辞書のそれになっているのだ。

改めて自分の持っている辞書の紙などめくって「ぬめり感」を感じてみようか。

7冊目                                                                                                                    

内容(「BOOK」データベースより)

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。

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