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2011年12月27日 (火)

『明日につづくリズム』 とふるさと

先日娘から借りてきた本。
作家も私はよく知らなかった。八束澄子さん。

「お母さんもあのコンサート見てるからきっと最後もいいと思うよ。」

「そうか」

これはポルノの話である。
ポルノグラフィティ。

因島も尾道も行ったことあるし、
とても身近に感じられる。

おまけに
この本全体にポルノの音楽が流れている。
歯切れのいい彼らも好きだ。

島の外に出て分かったふるさとのありがたさを彼らがかたる。

「島がどんなにすてきなところか。…丘の上から夕陽に映える海を見てくれ。東京で暮らすわしらがこの風景を思うことで、どんなに救われたことか。…島で育ったことを誇りに思え。自信を持っていけ。その自信がおまえらを動かし、ささえてくれる。」

因島の子供たちを無料招待して、二日間にわたり催された。
凱旋コンサートとして、気づかずに暮らしているふるさとの誇りを伝えたいということである。

それを娘と二人、食い入るようにテレビで見たのは、5、6年ほど前。
同じものを見て作者はこの作品を書いたのだ。

忙しさに疲れた人へのふるさとから、の応援だった。

解説で同じ因島出身の湊かなえさんが「故郷を誇りに思う気持ちを、思い出させてくれる一冊です。」と書いている。

いま、この寒い、年の終わりにあたり
凍える心を、からだを
「ふるさと」という言葉のもたらす温かい思いがそーっと包んで
あたためてくれる。きっと。そうなってほしい、とも思う。

ふるさとにいられない人にも
ふるさとで頑張る人にも。

一年を振り返る番組も多い中、改めて災害のすごさを思う。
それらに重ねて私はふるさとの、心の支えとしての大切さを思った。

童謡「ふるさと」がいつも以上に何度となく歌われた年でもあったと思う。

その都度、聞くほうさえ涙するようだったが
先日東儀さんが和楽器で独奏した「ふるさと」はなんとも物悲しく、しかし凛とした演奏だった。地上から湧き上がるような力やあふれる思いを感じた。

ふるさと 自分の生まれ育った土地 地方 
そして、それは日本であり、地球でもある。

内容(「BOOK」データベースより)
―島をでたい。高校受験を前に、夢と現実のあいだでゆれ動く千波。大好きなポルノグラフィティの歌に自分をかさね、家族、友情、将来、ふるさと…自分を取りまくさまざまなことに思いをめぐらせながら、おとなへの一歩を踏み出していく―因島を舞台に、少女の成長を描きだした青春物語。
70冊目。

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