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2011年11月20日 (日)

『モダンタイムス』伊坂幸太郎

この前借りてきた本、「モダンタイムス」
あのチャップリンの映画にかけている。

モダンタイムス(上) (講談社文庫) モダンタイムス(下) (講談社文庫) 65,66

内容紹介
検索から、監視が始まる。 漫画週刊誌「モーニング」で連載された、伊坂作品最長1200枚。

まずこの長編を読み終えて感じたことは
少々細切れ感が感じられ、すごい大作ではあるけれど
一気に、よみきったぁという感動は大きくなかった。
もちろん伊坂作品であるからして、それなりに面白かったけれど。
56回に分けて連載されたものということがその理由だろう。
彼のメッセージが強く感じられる。
というより将来に対する懸念だろうか。
大きな社会に組みこまれている人間、ただの社会の一つの部品。
コンピュータにより操られ監視され、その仕事の一部を荷うしかない、システムに組み込まれた人間
そこでどう生きるか。
システム化、「そうなっている」「仕組みとあきらめるのか。」
「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?」
「検索するんだよ」
そこから逆に検索されてしまう人間の話。
この作品は近未来のことを語っているが「検索」がわれわれの中にすでに、十分入ってきている。
情報というものはどこからどう漏れるのかはっきりしない。そのことを調べることにさほど大きな意味はなく、分かったところで状況は変わらない。」
「誰も彼もが全体を知らず、ただ、複雑に絡み合っているだけ、きっとそうだ。」
人生が大きく変わらなくても。たとえ、自伝や年表に載るような大きな出来事が起きなくても、小さな行動や会話の一つ一つが、人生の大事な部分なんです。」
あちこちに世の中の仕組みを考える言葉が出てくるが
1章ごとに編集者とテーマを考えたというその結果なのかもしれない。
最近こういう小説、多いなあ。
便利さばかりを追っていてはいけないかもしれない。

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