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2011年9月19日 (月)

『錨を上げよ』上下 百田 尚樹

やっと来たリクエスト本

その厚さに唖然!

錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし) 錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし) 52,53冊目

上巻594ページ、下巻626ページ

何を見てリクエストしたのか、私のことだから人気があるのは読まねばなるまいという感じだろうと思う。

主人公の30年間を一人称で濃密に書いている。

真実の愛を求めて、というとかっこいいけれど、こんなにいろいろ事件のある人って、こんなに愛を得て、失う人って小説だからか?

最初のところは戸惑い、この本は何なんだ、何を言いたいのか、この人はなにものになるのか、アウトローの話か、そして作者は何を言いたいのか、そんなことを考えて、しかし放り出すまでは行かず、結局読み終えたのである。 

最後が感動のクライマックスかというとそうでもなく、
私小説風、こんなことがあるかとも思い、放送作家になった時点で作者とつながるかとも思ったが、そうでもなく、まったくどうなのだろう。

最後のあたりは作者の意見がこめられていると思う。
そしていつか彼は自分の愛の形を見つけるのだろう。
その後の彼を知りたい。

大きな海でたゆたい、激しく流され、時に傷つき、流れに逆らい、
流れに身を任せ、錨を下ろして怠惰に休み、また何かに押し流され,錨を上げて颯爽と前に進む。しかもその海はいつもきれいとはいえない。
人生ってそういうもの?だろうね。
きっと魅力のある人なんだろうな、と思う。

自分の生きたところと時代が重なっているので昭和を思いだす小説でもあった。

内容(「BOOK」データベースより)上

戦争が終わってちょうど十年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック―激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。

内容(「BOOK」データベースより) 下

作田又三、二十四歳、すべてをなげうち、大阪を飛び出した。何の目的もあてもない。「どこかへ行きたかっただけだ。行く先などどこでもよかったのだ」昭和五十年代の東京を漂流した又三は、ついに北海道根室に立つ。緊迫する北方領土の海に跋扈する特攻船。又三の航海に暴風が吹き荒れる。はたして錨を下ろす「終着の港」にたどりつけるのか?16世紀の悪漢小説を現代の日本を舞台に甦らせた、途方もないエネルギーに満ちた物語。感動の最終章。

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