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2011年5月19日 (木)

大変だった~『熊野磨崖仏』の石段③

20115_111 緑の山の中を駆け下って行くと
富貴寺や真木大堂などを横目で見て、
熊野磨崖仏の表示が出ました。

結構細い道をとおり、駐車場に入れると
3台ほどの車。

さて出かけますか。
と歩き出しますと、受付風の窓から声をかけられ、「見に行きますか?」
「え?はい!」(もちろんです)

「どちらから、?」
「関東です」
「じゃあ見たいですよね。」「あ。はい」
何を言いたいのか良くわからない問答をしばらくして、話している内容を総合すると
受付は5時までで、「はい、今は4時40分ですね。」
登るのはきつくて元気な人でも往復40分はかかります。(つまり帰りは5時過ぎてしまう)
なので帰りは私(窓口さん)はいないので
登るのなら気をつけて登ってください。
けがはしないように。

料金はいただきません、無事に帰ってこれればこれはお得です。(そうはいわなかった)3人で600円ね。
そこの杖を持っていってください。(命令のようだ。私を見てのことらしい。)

「熊野磨崖仏への入り口は、豊後高田市田染の田原山(鋸山)山麓にある今熊野山胎蔵寺(いまくまのさんたいぞうじ)である。
この寺の脇から急な山道を300メートルほど分け入ると、鬼が一夜にして積み上げたという伝説が残る自然石を乱積にした石段に達する。この急峻な石段を登ると左手が開け岩壁に刻まれた2体の巨大な磨崖仏が現れる。また、石段を登りきると熊野神社がある。」ウィキペディアにはそう書いてある。

そしてまさにそのとおりだったのだ。

少しだらだら道を登ったあとに、普通の石段、そしてさらに続くのが、この、でこぼこぐちゃぐちゃの高くそびえる石段。
20115_117 昔の人が石ころを運んできて積んだに違いない。その苦労を思う。
大小取り混ぜた石でできているまったく平らでない石段(石段と呼んでいいのか)。
聞けば99段あるというけれど、どこで1段なのかすらわからない。
次はどこに足を置けばいいのかもわからない石段。
最初のところで撮ったが、この先のほうがもっと急でごろごろもすごい。
そのころはカメラを構える事すらできなかった。

鬼も急いで作ったらこれくらい雑な石段になるわなア。
もう少し「いい仕事!」を望むところでありました。
まあこんな石段を登れたことで翌日まで、いえこれから先も十分話の種に尽きないので、これはこれでよかったかな。

急な石段でも遠くに先が、終点が見えれば登りやすい。
一回二回休むたびに上を眺めても先は見えない。
ながーい階段がひたすら・・・

私は必死に登り、もうやめようかという顔で私を見る二人に
「行く、絶対」と進む。

今までの中でこんな石段にあったことない。
長くてごつごつで・・・

20115_119 でも足を動かしていけばいつかはつくものです。
そして急に、下ばかりを見て必死だった私が見上げると、急に見えた。
大きな岸壁に現れた磨崖仏。

開けた空間
誰もいない。静かに微笑む仏様が見下ろしている。

「こんにちは。きました。」
「ふむ、」

最古最大とかいわれるがどうなのだろう。

「平安時代後期の磨崖仏で、国の重要文化財(1964年5月26日指定)及び史跡(1955年2月15日指定)に指定されている。

  • 20115_118 20115_121不動明王
  • 向かって左に位置する高さ約8メートルの半身像。比較的軟らかく加工しやすい岩壁に刻まれており風化が進行しているため、明王像ではあるが憤怒の相は現さず、口元に柔和な笑みを浮かべているようにも見える。
    左右両脇には高さ約3メートルの矜羯羅童子制多迦童子像の痕跡が認められる。」

そうか、長い時を経てきて、怒りも微笑みに変わったのだな。
その微笑みが身内の誰かに似ている。

  • 20115_125_220115_1251 大日如来
  • 向かって右に位置する高さ約6.7メートルの半身像。高さ約8メートルのくぼみ(龕(がん))の中に彫り出されている。羅髪等の造形的特徴から、不動明王像よりも制作年代が下ると推定されている。

階段を必死に下りていたら、まだまだ登ってくる人がいた。
私が慎重に降りきったらすぐその人たちも降りてきた。速いね。

20115_127 怪我をしたらいけない。
携帯もつながらないこんな急な階段の途中で。
救急車さんもどうしようもない。必死で降りてきた私でした。

健脚の皆さんにはきっとなんでもないでしょうけど、私にとっては、はぁでした。

下にあるお寺にも石造りの仁王様。

さぁ別府に行きましょう。

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コメント

地獄のような階段を上っていったら
仏さまに出会えたのですね。よかった!

投稿: 小夏 | 2011年5月19日 (木) 15時18分

はーい
小夏さん
そのとおりです。
よかったなぁ。

投稿: いち | 2011年5月20日 (金) 14時55分

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