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2011年1月10日 (月)

風が吹いて話がはずむ

先日、今年初めてのお医者さんに行った。

結構混んでいる待合室で
飛び交う言葉たち
「今年もよろしく!」

赤ちゃんを抱いたお母さんに
「何ヶ月ですか?」と聞く右隣に座る同年代の女性
「4ヶ月です。」「かわいいねぇ」
心の中で(うちの孫と同じ・・・)という言葉をのみこむ。

私と同年代と思われる男性同士
「母の認知症が悪化してね。」きのう往診に来てもらったらしい。
聞かれるともなく話し出す。

どうもお母さんは事情があって、その昔、母親を介護施設に入れた。それを後悔していて、そのことばかり話す。その気持ちが今も抜けないというのだ。
(どれだけ耳を大きくして聞いてるんじゃ、ですよね。
だって隣で話しているんだもん。)

そのことについて
私はまたひとり思いを馳せる。
こんなに心配してくれる息子がいるんだから、過去のことは忘れて
がんばって生きて、などと。心の中で。

私の番になり、先生に
「今年もどうぞよろしく、っていうか、ほどほどにお世話になりたいです。」といい(私は先生や看護婦さんをにこっとさせるのにいつもがんばっているのだ。)(余計なことを言うな、ですよね。なんといっても家庭訪問の先生や、入院中にも冗談を言い、顰蹙を買った私です。)

薬をもらって
外に出たら、その前で、近くの中学生が2.3人集っている、
「冬休みってさ、長いとか言うけどさぁ・・・」
で、どうなのよ。そこは聞こえなかった。

もう終わりなんだね。休みも。

この冬一番の寒さの中、
天気は快晴だけれども
風が寒い。
風のまにまに、さまざまな声が飛び交っていた。

コートの襟を立て、
私は歩いて2分の家に帰った。.

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