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2010年6月 9日 (水)

エリア・カザンの『ピンキー』

このところwowowで古いころのエリア・カザン特集をしている。
昨日たまたま見た映画。

日本初公開の「ピンキー」1949年作である。

1947年に「紳士協定」で人種差別に取り組んだエリア・カザンが今度は黒人差別に取り組んだ映画。

多民族国家によって構成されたアメリカ社会での民族間の反目や排他感情のなかで、白人の黒人に対する差別やアンチ・セミティズム(ユダヤ人排斥感情)は当時根深いものがあり、特にユダヤ人排斥の事実や運動を映画に取り上げることは長いことタブーとされたが、『紳士協定』はその問題をテーマにしたはじめての作品」(ウィキペディアより)

美しいピンキーは黒人であるが見た目はそうは見えない。
白人の医者の婚約者もいるのだが。
それゆえに余計に悩むこともある。
自分が黒人であることを生まれ故郷で再確認し、自らのアイデンティティと同胞への思いの間で葛藤してその自覚を強めていく。
さりげない差別、目に見えるはっきりした拒絶。

その後いろいろな映画でこのテーマも語られる。
最初に「招かざる客」を見たときのショックは今でも覚えている。
ぼやっとのんびりと暮らしていて
差別など考えもしなかった私には驚くものが多かった。

その時代はいかばかりであったろう。 
エリア・カザンのその後の生き方も調べて見てわかったことが多い。
いろいろな意味で考えさせられた映画。

ストーリー
“ピンキー”ことパトリシアが、久しぶりにアメリカ南部の生まれ故郷へと戻ってくる。彼女は祖母のダイシーが懸命に働いて貯めた金で北部の学校へ進学し、看護婦としての資格を得て帰郷したのだった。黒人に生まれながらも肌の色が薄いピンキーは、周囲には自分の素姓を隠して生きていた。祖母に代わって近所に住む老婦人ミス・エムの身の周りの世話をすることとなったピンキーは、自分の将来進むべき道についてあれこれ思い悩む。

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