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2010年4月13日 (火)

口ずさむ歌

春の日、久しぶりに夫と二人で出かけた。
駐車場から走り出す車の中で
私は口ずさむ。

声に出さず
心の中で。

自然に浮かんだ曲はサイモンとガーファンクルの「アメリカ」だった。
彼らの歌も良く聞いていたなあ。

"Let us be lovers.  We'll marry our fortunes together・・・" ♪(ここまで・・・しか歌えない)

そして30秒後、車がマンションの敷地から出たころ
夫が声に出して、同じ歌を歌った。
"Let us be lovers.  We'll marry our fortunes together・・・" ♪

「あれっ?さっきから歌ってた?」私がつられたのかと思って聞いてみる。
「いや、今はじめて・・」
「私もさっきこの歌を思ってた。」

不思議だね。
今日はいい天気だし、そういう気分なのかな。そうだね。
確かに今日は楽しくも私のお出かけの服を買いに行くのだ。
ところで聞くけど、何で服買ってくれるの?
何でも良いよ。快気祝い?入院一周年記念かな?
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夜テレビを見ていたら
古賀政男の話で懐かしい曲が流れた。
「誰か故郷を思わざる」だった。

父が大好きだといった曲。
あまり自分のことを話さない父だったが
「この曲を聴くと涙が出る。」とぽつりと言っていたのを思いだした。

ふるさと熊本を若いときに出てから
あまり帰ることも無かった父。

酔ってかすれた声で歌ってくれたその歌は
テレビで聞いたのとは
ずいぶん違っていた。
カラオケでは歌わないと、いや、歌えないといっていた。

「だぁれかぁ こきょうをぉ おもわーざぁる♪」

それから寝るまで
私の心の中に流れた歌はこちらに変わっていた。
(写真は大きくなったガーデンレタスと花盛りのジューンベリー)

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コメント

サンディさん、こんにちは。
良い服が買えましたか?服は福だものね、快気祝いにぴったり!!
私も「誰か故郷を思わざる」聞いてました。
夫が「お義父さんこの歌好きやったなあ」と言い、
私が「うん、歌が上手だったよ」なんて、しばらく父の思い出話をしたのでした。
だから、びっくり。同じ年代なのでしょうね。
自分のことはほとんど話さない世代の男たち。
ちょっと目頭が熱くなりました。

投稿: つっさん | 2010年4月13日 (火) 13時31分

ほんとですね。
同じような思いを持っている人がいたなんて。
しかも「じょうずな歌」だったなんて。

同じように思う、たくさんの人がきっといるでしょうね。
そういえばやはり九州だったっけ?

歌は世につれ
世は歌につれ、
私たちはどんな歌になるのでしょうね。

投稿: いち | 2010年4月13日 (火) 19時00分

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