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2010年4月29日 (木)

『ミレニアム 1 上下』と「12」

2010年このミステリがすごい!に1.2.3ともが入っている去年の話題作。
入院時お見舞いに来てくれた友が「読めるようになったら読んでみて!」と薦めてくれた。

図書館に予約して読み始めたのが先週。
上巻は1週間以上持ち歩いていたが、下巻に入り、一気。
半日ほどで、今読み終えた。

感想は「盛りだくさんな」本であった。
地道な捜査とか推理とかだけでなく、いろいろなミステリーの要素を含んだスウェーデンから世界の時代空間をめぐるスケールが大きい話となっている。
スウエーデンの名前は似ていて覚えるのが大変であった。
スウェーデンといえば最近夢中になって読んだのはへニング・マンケルのシリーズである。面白かった。

「ミレニアム」の先はどうなるのだろう。楽しみだ。

「ジャーナリストであったラーソンがパートナーの女性エヴァ・ガブリエルソンと執筆した処女小説にして絶筆作品である。第2部までを書き終えた時点で出版社と連絡を取り契約、その時点で第5部までの構想があったというが、ラーソンは第1部の発売も、シリーズの成功も見ることなく、2004年心筋梗塞で急死した。」ウィキペディアより

こうして作者は処女作にして絶筆を書き上げ、その発売も成功も自分で確かめることもしないで亡くなってしまったという、まさに「レジェンド」になったことを考えて、人生はかなしく、不思議と思ったのでございます。( 9,10冊目)ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

もうひとつ映画「12」(12人の怒れる男)
テレビ案内で見て、あのヘンリーフォンダの映画(1957年)と思ってまわしたが、色合いが違っていた。
どうやらロシアのリメイク版のようだった。
しばらく見ているうち、登場人物たちの個性に、そして映像の変化に引き込まれていった。チェチェンとの戦いの場面とかが交錯します。
ロシア語の持つ不思議な流れと画面の力強さ。
それぞれの12人の人物が経験してきたことを通して物の見方、考え方を述べていく。
ロシアの社会情勢、人種間の差別や争い、職業、貧富の差など
いろいろな要素を持つ今の状況。

体育館での審議をすることに表す意味、ずさんなパイプ工事の話、賄賂や法を守るということなど、自分たちの暮らしを見つめ、社会をあきらめつつ・・・

体育館を飛び回る小鳥がシンボルのよう。最後に自分で生きていけと雪降るなか窓を開けて出してあげるというか出て行く小鳥に象徴されるその思い。

シドニー・ルメットの名作『十二人の怒れる男』を、巨匠ニキータ・ミハルコフが舞台を現代のロシアに置き換えてリメイクした社会派ドラマ。ヴェネチア国際映画祭で特別獅子賞を受賞したほか、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている。継父殺しの殺人容疑がかかったチェチェン人少年の裁判をめぐり、12人の陪審員がさまざまな思惑を交錯させながら審議を展開。現代ロシアの抱える社会問題を浮き彫りにした、骨太な味わいのある作品となっている。

12人の怒れる男 [DVD] 十二人の怒れる男 [DVD]
リメイク版の原題はシンプルに「12」という題名。
ルメットはまっすぐに上品に民主主義のすばらしさを称えたが、こちらはもっと泥臭くまさしく骨太の映像になっている。

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