« りんごパイ | トップページ | 『キネマの神様』 原田マハ »

2009年3月 8日 (日)

「お店で買った服」

昨日、寝る前に読み始めた本を読んで、2時過ぎ、で、朝は気が付いたら9時過ぎだった。あらら

先日の話
娘一家は友達の結婚式に出かけた。
その時に着るマゴッチのワンピースを途中のデパートで買ったとメールがきていた。
ピンクのかわいいドレス。
それまでゲームだかのところで遊びたいとぐずっていたのに
服を買うときの変わり様は娘も「やっぱり女の子なんだなあ。」と思ったようだ。
あっという間に機嫌はマイナスからプラス絶好調に変わったらしい。


Image623 おそらくいくつかの候補(親の経済的事情で選び出されたに違いないが)から
「どれがいい?」「ピンク!」とかいって決め、
それを包装してもらい、その袋を受け取り、手に持って帰るまで、夢見心地の体だったらしい。
その様子をじっと見つめるまなざしとそのわくわくした心を思う。

想像できる。
まだ2歳だけれど、うれしかっただろうな。

母とこの話をした。
「デパートで、自分で目の前で見て買えるなんて、うれしいだろうね。」
「そうだね、あなたもお父さんが三越か高島屋でオーバーを買ってきたときには,それはうれしそうだったもの。」
有頂天だったと言った。そうか、有頂天か。
買ってもらったことは覚えているが
それほどうれしがったことは記憶に無い。
素敵なコートだったが
自分で色を選んだのではないから、今回のマゴッチにはかなわない。
ただ、「買って!」とねだっていた記憶も無いので
思いがけないプレゼントでうれしかったかもしれないと思う。
山吹色のプリンセスラインのウールのコートだった。

私は小さいとき、ほとんどいつも母の手作りの服だった。
だから、小学校3、4年ぐらいのとき「お店で買った服」と言う作文を書いた記憶がある。
「私はいつも母の手作りの服ばかり。お店で買った服が着たい、と思い、母にも言っていた。
そんなある日、先生が私の着ている上着を見て
「それもお母さんが作ったの?素敵ね。」と言って褒めてくれた。
私はあまりそう思っていなかったので、なんだかうれしかった。
はっとした。母のことを思った。
それから母の心のこもった服のありがたさを思い、
お店で買った服に負けない良さを感じるようになったのだ。
世界中でたった一つの私の服」
そんなような作文だった。
なぜ覚えているかと言うと、その作文を褒められたし、
その時が、そういう価値観を自分がはっきりと持った最初だった気がするのである。

先日娘も自分の娘とのおそろいの服を作りながら
「親の手作り服ってなかなかいいと思うよ。」と言っていた。
彼女もまた小さいころにはなかなかお店の服が簡単には手に入らなかったのだ。同じように思っていたに違いないのだ。
「お店で買った服が欲しい」と。

登校用のスタジアムジャンパーのようなものでさえ、
背中に何も無いものを買ってきて
名前の一部を大きくアップリケしたものだ。
後ろから名前を呼ばれて困ったようでもあったが。

お店で買った服も手作りの服もマゴッチには
今はかわりが無いだろうか。

|

« りんごパイ | トップページ | 『キネマの神様』 原田マハ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

家族のテーブル」カテゴリの記事

コメント

まごっちちゃん、可愛いいこと!
私独身の時は子供服売り場にいましたから、姉の子供にはバーゲンがあると、いち早くこっそりお買い上げして送ってあげましたが、自分の子供はとても買えず
スーパーでした。へたなてずくりがほとんどで。
私は実家が衣類でしたけど、ズロース、わかりますか?母のてずくりでした。

投稿: yone3 | 2009年3月 9日 (月) 09時34分

こんにちは
よねさん
やっぱりお母様の手作りだったのですね。
そういう時代だったのでしょうね。
今はお金さえ出せば
手作りも買えます。

投稿: いち | 2009年3月12日 (木) 14時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« りんごパイ | トップページ | 『キネマの神様』 原田マハ »