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2009年3月 6日 (金)

『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス

雨ですね。
エアロから図書館、そして母と買い物に行き帰ってきました。

チャイルド44 上巻 (新潮文庫) チャイルド44 下巻 (新潮文庫)
2008.8  15,16
2009年度このミステリーがすごい海外編第1位
2008年文春ミステリーベスト10海外編第2位
であるからしてリクエストしてみた。

読み始めは
そういう状況下で生きる人々の描写が、つらい、痛い。
上巻の後半からは速度も進み(もう、そういう時代だとあきらめて読んだ。)
下巻は昨日夜10時から読み始めて、止まらず午前2時読了。
結局上下巻二日で読んだ。

正義の警部がバッジをかざし、バッタバッタと突き進み、悪を退治する、なんて生易しいものではない。
この社会で強いものは誰なのか。大事なものは何なのか。
主人公はとうとう脱走犯となってしまう。
それでも解決を望まれていない(すでに社会的には解決済みなのだ)事件を解決しようと。
そんななんでも有りの社会でのミステリ事件は単にミステリと言うだけでないものがある。
それが考えられない展開になり、面白いのかもしれないが、
社会主義体制の上部の意向で左右される人々
その中でもひそかに各自の意志を持ち、それが働き・・・・
少し盛り込みすぎかもしれない。

時代がソヴィエト スターリンが死ぬ前後。
正しさも国家社会のためという正義。
スパイを探せ、それが一番大事だよ、そんな社会で
人々は必死に生きる。
そんな中での事件解決だから
ミステリは単純なミステリではなく、この物語の構成の一つとなってしまう。

まあ一気に読めたのだから
話としては面白かった。
途中からは「逃亡者」モード。

ロシアでは発禁だとあとがきにはあった。

作者のトム・ロブ・スミスは1979年にロンドンで生まれ、2001年にケンブリッジ大学英文学科を首席卒業したらしい。本作がデビュー作。

内容(「BOOK」データベースより)
スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた…。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作。

うむ、眠い・・・・

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