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2009年1月31日 (土)

『運命の日』デニス・ルへイン

雨ですね。昨日はエアロの帰りに母と買い物などへ行ってきました。
どうやら元気なようです。とはいえ、周りは学級閉鎖などあるようですから
油断はできません。
皆さんもお体気をつけてくださいね。

運命の日 上 (1) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) 運命の日 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
2008,8  7,
久しぶりの長編硬派。
2008年、「このミステリーがすごい!」海外編3位、
「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門5位。
二段組み、ハードカバーで上下巻の大長編、読み応えのある、というか手ごわい本だった。

以前に「警官の血」(これも長かった。テレビでやるらしいですね)を読んだが、
それが日本の激動の時代からの警官三代を描いたものに対し、
1918年からのアメリカの第一次大戦終了頃、インフルエンザ(スペイン風邪)の大流行、人種差別も甚だしい時代、社会不安の高まる大変な時代、1920年禁酒法時代に突入までの警官親子を描く。
ミステリー色は濃くなく、大河的で、暗いアメリカの過去を学ばせてくれもする。

レッドソックスのベーブ・ルース、黒人ルーサー、主人公の警官ダニーが交差する。
長かったが読み終えてほっと一息、長い物語を誰かとともに読みきったという感じがする。
ルースが舞台回し的な存在、ニューヨークに着くところで話は終わる。
最後には大きな愛があって読後感はそう悪くは無い。
しかし、今オバマ大統領を見るにつけ、黒人にとっては大変な時代だったと実感する。
それからの時間で今があることに、もう大丈夫か?などとも思い、多少不安があるのは私だけではないだろう。

『ミスティック・リバー』『シャッター・アイランド』の著者。
5年ぶりの長編は大作でしかも歴史物。
ボストン市警のストライキというテーマが先にあって書いたもののようだ。

「 動乱の時代のボストンを舞台に、壮大なスケールで描く家族と愛と友情のドラマ。」内容紹介にある。
そう、家族と愛と友情が様々な社会不安の糸の中に織り込まれている。
すでにサム・ライミ監督で映画化が決まっているという。

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