« 新年会! | トップページ | カメラで楽しい会話 »

2009年1月13日 (火)

かぎろひと『死せる魂』 イアン・ランキン

夫を送りに出かけたいつもより早い朝。
東の空は赤く半円状に縁取られ
まもなく登場するお日様の予感がする。曙光だ。
そのまま西の空を見上げると沈み損ねたかのような、
お日様を待っているかのような、少し欠けた月が朧に浮かんでいる。
人麻呂の
東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ
の世界だ。 「かぎろい」とは「明け方に地平線上に見えるあかつきの光」のことだったな。のちに撮った写真
調べてみるとこれも今の厳しい寒さの季節しか見られないらしい。
 

蕪村の「菜の花や月は東に日は西に」
位置関係はもちろん反対だ。
早起きしないと見られない構図である。おかげさまで・・・
しかし、坐骨神経痛よ、はよ治れ!

死せる魂―リーバス警部シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 死せる魂―リーバス警部シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

著者:イアン ランキン
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

リーバス警部長編シリーズの10作目(1999年発行、2000年9月邦訳) 
前作での事件を引きずっている。
親友の死、娘のサミーは車椅子で暮らしている。
相変わらずのアウトサイダーであるけれど、それでも上司には認められている気がする。
華やかでも頭脳だけでもない、地道な操作。
いくつかの交差するプロットを少しずつ解明していく。
飽きずに面白く読めた。
最近テレビのリーバスもいいか、とマッチしてきた気もする。

内容(「BOOK」データベースより)
過去の亡霊たちが、リーバス警部の周囲に気の重くなるような事件を積み上げている。公園の崖から墜死した同僚刑事、息子が失踪した学生時代の恋人、刑期を終え、ふたたび子供たちの周囲をうろついている性犯罪常習者―そんなさなか、アメリカで連続殺人を犯し、15年の刑期を終えた男オークスが、生まれ故郷のエジンバラへ帰ってきた。奴はまた殺人を繰り返すにちがいない。警察の厳重な監視を嘲笑うかのようにオークスはエジンバラを徘徊する。何のために、何を狙って、この町に戻ってきたのか?オークスもまた過去の亡霊の一人なのか…新世紀の旗手ランキン、待望の最新作。

|

« 新年会! | トップページ | カメラで楽しい会話 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新年会! | トップページ | カメラで楽しい会話 »