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2008年8月21日 (木)

『警官の血』佐々木譲

朝から蝉が激しくしかし遠くで鳴いている。
昨日はもっと近くに聞こえた気がしたが。去っていくのかね。
久しぶりに朝顔が一輪咲いていた。

警官の血 上巻 警官の血 下巻

2007.9 59.60
なぜこの本をリクエストしたのか。
2007年このミステリがすごい、国内1位(果断4位)
2007年週刊文春ミステリベスト10 国内3位〔果断9位)だった。

これもまた「隠蔽捜査」「果断」に続く、警察小説、いや警官小説
重厚、骨太、本格派
戦後から現代までの三代の警官人生
戦後のどさくさは「TOKYO YEAR ZERO」(アーあの本はなんだったんだ!)
大学紛争時代は「望みは何と訊かれたら」を思い出し
そして現代、ちょっと前、去年?の事件まで。
それはまさに私の人生と重なる。

父の汚名
祖父の汚名
そしてその中で警官として生きる知恵を3代目は得てゆく。

ミステリとして読み始め
犯人は多分・・・(最終的にその見当は当たる。)
そう思って読むが
父はその途中で挫折
その息子が・・・

事件そのものを追うのがテーマではなく
その中での3人の警官・二組の父と子の生き様を描く

面白く読み応えあったが
夏休み中でなかなか上下巻は進まなかった。
最後はあっけなく、こんなものかと思う。

酸いも甘いもかみ分けないで飲み込んだ、
現実はこういうものなのかもしれない。

先に読んだ「隠蔽捜査」などとはまた趣が違う。
私は今野 敏作の前の2作のほうが
甘いかもしれないが、ハッピーエンドでコミカルで単純で好きかも。

出版社 / 著者からの内容紹介
汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生!
昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

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