« ろうばい、ロウバイ | トップページ | 芝舟小出の「山野草」と鮭寿司 »

2008年6月20日 (金)

『容疑者Xの献身』ときゅうり

200086_039_2  先日収穫待ちと書いたきゅうりを
出張から帰った夫が今朝出かける前に取っていた。
寝ぼけ顔の私に、
「これお母さんに持って行ってね。」
「自分で食べなくていいの?」
「うん、初物だから・・・」「わかった~」
で,
持ってまいります。
我が家のルール
初物、珍しいものはとりあえず実家へ。」

容疑者Xの献身 容疑者Xの献身

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する


46 直木賞受賞作
たいそう人気だったが、読まずにいた。
偶然、前2作を読んだし、ということで予約していたものが来た。
探偵ガリレオ」、予知夢に続く作品。

今までのが短編で
科学の目で解き明かす天才学者、というものだったがこれは趣が異なる。
湯川がすでにテレビのあの顔で浮かぶ今、そこに彼の感情がにじみ出てくるのだ。

最初に犯人がいる。
事情がある。
どうにかして犯人を追い詰めようとする警察
一人隠ぺい工作をする。

こういう話だとどうしても犯人たちの気持ちに偏ってしまい、
逃げおおせてほしいなどと思ってしまう。
が、実際にはそうは行かない。
そういう結末を予想しつつ読むのは少々つらかった。
『八日目の蝉』 角田 光代の時にもそう思って読んでいた。

それも作者の思い通りなのだろう。、

最後まで石神のトリックには気がつかず読んだ。
というか、ミステリとして犯人を追い詰める気持ちがあまり無かった。

結果的に石神を死から救った隣の親子
そこから彼のおまけの人生が始まったのかもしれない。

今まで明快に解決してきたガリレオの心が揺れる。
刑事とのコンビも揺れる。
ラストの思いに読後感も揺れる。まさに「献身」である。

悪人を頑張って退治する、そういうのが楽で良いななどと思う。
こういう心が「水戸黄門」につながっていくのだろうか。
そういう勧善懲悪の時代劇を好んだ父の心が少しわかった気がした。

今秋、10月映画公開らしい。
湯川は福山雅治、柴咲コウ、 そして石神に堤真一、そして靖子に松雪泰子という布陣という。少し趣は違ってくる。
その謎は、誰も解けない解いてはいけない難問(事件)」
良くできたコピーと思う。

|

« ろうばい、ロウバイ | トップページ | 芝舟小出の「山野草」と鮭寿司 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

家族のテーブル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ろうばい、ロウバイ | トップページ | 芝舟小出の「山野草」と鮭寿司 »