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2008年6月12日 (木)

『誰よりも美しい妻』…夫婦の形

火曜、夜中に信州から息子が仕事で帰ってきて、
水曜日の午前中は家にいるというので、
親ばかといわれながらもアクアビクスの当番を代わってもらったのだが、
さすが私の息子「良く見たら朝9時半に本郷三丁目の予定だった」という。まったく・・・
せっかくあいた時間なので、延び延びになっていた横浜の医者へ行ってきた。


誰よりも美しい妻 2005,12  45
井上荒野の本をもう少し読んでみたいと思い、図書館にあったのを借りてきた。
帰りの電車の中で読み終えた。
読みにくくは無い、不思議な夫婦の話。
彼女の書く男はいつも浮気者で女は待っている。
なんだろう。なんでだろう。
有名なヴァイオリニストの惣介はとてもかっこいいとは私にはイメージできない。
甘えん坊で勝手な・・・そういう視線で妻が作者が見ているからだろうか。
でも女性にもてるのだ。
そういう男をそうと知りながらも、自分の意思を持って愛する美しい女。
そういう関係が多いのだ。
決して別れないように、こんがらかっている。
そういう状態を意思を持って選んでいる。
結局女性の手の中で生かされているということか。
2本の糸がぐるぐる絡みあっている。

設定と話の筋では共感をもてなかったけれど、
もっと深く考えると、長い感想が書けるようにも思う。
自分の生き方、何をもって満足して生きるのか、
そして一番大事なものは何か。
最後で彼女は夫の為に祈る、自分の大事なものをささげて。
息子はもっとも大事だから無理なので、夫の為に夫をささげたのだ。

「だけど私たちは、生まれながらに不自由だったわけじゃないのよ、と園子も、胸の中で青年に語りかけた。夏のあなたは自由だったし、私もかつては自由だった。それなのに私たちは今、わざわざ不自由になることを選んでいるのよ。」

いろいろな夫婦の形がある。

電車の中で夫とのメールのやりとり。
「間に合った?」「うん、ありがとう」
のんびりしすぎて遅れそうになり、、車で駅まで送ってもらったのだ。
この電車の線で私は家に帰り、同じ頃、夫は仕事の為に羽田に向かう。
この2本のレールのどこかでもうじき私たちはすれ違うのだと思うと頬が緩む。
今、向こうの線路を通った電車がふわっと暖かな風を運んだ気がした。
なーんて、この本を読み終えて井上荒野風にいってみた。あはは

家に帰って
テレビをつけたら、樹木 希林が30年の別居夫婦について語っていた。
こっちは緊張感を持って引っ張り合う、たこの糸のよう。でも離れない。
最近彼女は思ったという。
「この夫に添うてみよう。」と。引っ張り合うだけでもなく。

我が家は単純明快。
2本のレールのよう。
たぶん・・・
そうだと思っていよう。

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コメント

本をたくさん読まれるからそこでいろんなかたちの男女、夫婦、
そして今の自分達夫婦、
穏やかな夫婦像がみえます。
うちも今穏やかな二本のレールかな?

投稿: yone3 | 2008年6月12日 (木) 20時13分

こんにちは
お互い
今の幸せに感謝して
脱線させないように
いきましょうね。

投稿: いち | 2008年6月13日 (金) 09時39分

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