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2008年5月22日 (木)

『目くらましの道』ヘニング・マンケル

昨日から娘のところへ来ています。
もともと娘が歯医者だったのに加えて、マゴッチが風邪でありまして。
昨日は何でも分かるようになって話も上手になったマゴッチと精いっぱい遊んで・・・
1年前のことを思うと、その成長ぶりに感無量!

目くらましの道 上 (創元推理文庫) 目くらましの道 下 (創元推理文庫)
40,41
2007.2(1995年刊行、2001年英訳されゴールド・タガー賞受賞)

おもしろかった。ヴァランダーシリーズ一応最後、5冊目(3「白い雌ライオン」4「笑う男」)
このシリーズを1作目から読んだが、
ミステリとしてはより王道というか、大衆に接近してきた気がする。
今までの本の何冊分ものミステリ要素が入っている。
難民受入、鉄のカーテン崩壊後の東欧情勢、南アフリカの人種差別などの話もポイントだった前作たちとは少し異なっている。
それがいいのか悪いのか。
多少退屈なそういう話がヘニング・マンケルと思うこともできたが
やはりみんなに受けるミステリとして成功する道を行くのだな、と思う。
始めて英語圏で認められた作品、ということは英語圏のミステリと同じになったということだ。

国境の町イースタはいい町らしい。
そこでの警察の中の人間模様も慣れてきた。

最後まで飽きさせず、読ませたが、
どんなラストになるのか想像とは異なった。
事件解決のみでなく父との関係、娘との関係、人との関係も
結構書かれている。
エピローグ。
「さあ、ローマへ行こう」

テレビドラマも人気のようで、
イースタにはヴァランダーの足跡をたどるマップが観光案内所においてあるらしい。
もう一作あるようだが、翻訳されて読めるのはいつでしょうか。

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