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2008年4月14日 (月)

『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー

今朝は雨です。福島の花見山公園がきれいな盛りで、テレビに映っていました。ここは以前から行きたいところリストには入っているのですが。

ロング・グッドバイ ロング・グッドバイ

著者:レイモンド・チャンドラー
販売元:早川書房
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2007,3   33

昔読んだことがあるはずの「The Long Goodbye」
しかし「こんなに長かったっけ?」「結末はどうだっけ?」

ミステリとは言うものの描写が長いところも多い。
あとがきを読んで、村上春樹さんがこの本を、この文章を好きだったこともよくわかった。
残念ながら原本を読めない私には文章の独特さは理解できなかった。
準古典小説とも書いているが、確かにこの世界ではマーロウは有名で、
他の本にも出てくるし、彼についての本さえもある、また,英語の辞書にも載っていたりするらしい。
1953年の作品である。
清水俊二訳の「長いお別れ」とは時を経て言葉も現代風。

違いを知りたくて読んだが、全く新しい本として読んだ。
すっかり忘れていたので。

単なるミステリを解くということにとどまらない何かがあるかも知れないマーロウの生き方。
訳者によるところの純粋仮説としての、あるいはその受け皿として設定されている存在。
チャンドラーも言っているようにフィリップ・マーロウというような人物は存在しえないのだ。
そんな彼をフィルターにして作者は物語を説得力のあるものとして書き上げる。
そんなことが書いてあるあとがきがなかなか、である。

娘のところに担いで持っていき、帰りの電車で読み終えた。
重かった。厚さ4センチのハードカバーであった。

出版社 / 著者からの内容紹介
テリー・レノックスとの最初の出会いは、〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。ロールズロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた……。
私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた……大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。

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