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2008年4月19日 (土)

『白い雌ライオン』ヘニング・マンケル

土曜日ですね。
雨もあがる予感。
延期していた母との買い物に行って来ます。
ついでに図書館にも。またリクエスト本が待っていますから。

白い雌ライオン (創元推理文庫) 白い雌ライオン (創元推理文庫)

著者:ヘニング マンケル
販売元:東京創元社
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2004,4   34冊目
文庫本で700ページ、結構かかった。
ヴァランダーシリーズの3作目。(2 リガの犬たち、4「笑う男」)

スェーデンと南アフリカとの話。
導入部が前の話なので、最初どうなるのか、心配しながら読んでいった。
人種差別。
ネルソンマンデラが釈放されたころのようだ。
壮大というかなんというかの話だが、ちょっとしたミスで逃がしてしまったり、偶然が救ったりはちょっとと思うが、飽きさせず最後まで読めた。
アパルトヘイトの時代、

「両親から…聞かされていた。白人は人間だけれども、黒人はまだ人間になっていない存在で、それからずっと先の将来、もしかすると彼らもまた人間になれるかもしれない、と聞かされた。そのときは彼らの肌は白くなり、彼らの理解力は増す。そしてそれらはすべて、彼らに対する白人の忍耐強い教育のたまものなのだ、と。」

実際にこのような話を南アに住む白人少女が普通にいうのをテレビで聴いて唖然としたことがある。教える、大人が手本になる事の重大さ。

作者はスェーデンとモザンビークに半分ずつ暮らし、三度目の結婚による妻はイングマル・ベルイマンの娘で演出家という。
この作品はアフリカにも住み、大陸間を移動して暮らす実感を肌で感じた結果なのだろう。

老いた父との関係も娘との関係も少しはよくなっているのだが、ヴァランダーは今回ひどい目にあい、この巻の終わりでは医者にかかるほど心を痛めている。


内容(「BOOK」データベースより)
スウェーデンの田舎町で、不動産業者の女性が消えた。失踪か、事件か、事故か?ヴァランダー警部らは彼女の足取りを追い、最後に向かった売家へ急いだ。ところが近くで謎の空き家が爆発炎上、焼け跡から黒人の指と南アフリカ製の銃、ロシア製の通信装置が発見される。二つの事件の関連は?スウェーデンとロシア、南アフリカを結ぶ糸は?CWAゴルードダガー受賞シリーズ。

読んだあと、今の南アの状況を調べたが、教育も進んで格差は少なくなってきてはいるが、エイズなど抱える問題はまだ多いようだ。

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