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2008年2月14日 (木)

『あなたの呼吸が止まるまで』 島本理生

あなたの呼吸が止まるまで あなたの呼吸が止まるまで

著者:島本 理生
販売元:新潮社
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2007年8月刊  16

リクエストした本を三冊借りてきた。
 その中で後に待っている人が居る本はこれ一冊だったので、先に読み始めた。
私はなぜこれをリクエストしたのだろう。
調べたら今も25人ほど待っていた。だから私もリクエストした、そういうことだろうな。

ミステリなのかなんなのかもはっきりわからないまま、読み始めた。
途中でこの作家を思い出した。
結果として何も予備知識がなく読んでよかったかな。

この前読んだ「神様のボート」と少しだけ同じ匂いがする。
こちらは母に出て行かれ、父と暮らす12歳の少女。
だがどこか違う。
痛いところがむこうが幻想の世界でこっちは現実の世界ということかな。

感受性豊かな12歳の少女が主人公
そして当然ながらまだまだあやうく淋しく誰かにつかまっていたい少女。
母の存在、実際に居たらそんなにも思わないのだろうけど、
居ないとよけい切なく感じるんだろうなあ。

あなたのしたことを決して口には出すことは無いだろう、
だけどいつか本に書いて・・・
そう電話で宣言する。

読後感としては「不安定な心でちょとかなしい。」
題名に託された作者の強い想いが心に残る。

作者の母が舞踏家ということを聞いて、もしや・・・などと思ってしまった。
とすれば、見方も変わる。

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