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2008年2月21日 (木)

『大鴉の啼く冬』アン・クリーヴス

20082_122_2 月曜夜から水曜夜まで、マゴッチのお守りというか一緒に楽しんできました。
熱は大したことなく、1歳半検診にも付き添い。
二泊して、帰る日の夕方になって、「じゃあ帰るからね。」
そう言うとはっとした顔をして、泣きべそをかき、
遊ぶものを次々といっぱいさし出してきて、もっと一緒に遊ぼうよ、というしぐさをします。
こんな遊びもしたよね、という風に顔を傾けて。
傘の中から「いないいないばぁ!」
とてもいとおしくなります。
「またね。」

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫 M ク 13-1) 大鴉の啼く冬 (創元推理文庫 M ク 13-1)

著者:アン・クリーヴス
販売元:東京創元社
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2007.7  17冊目

2006年度CWA(英国作家協会)最優秀長編賞受賞作

「炎と氷、そして漆黒の闇
イギリス最北端の地を舞台にしたミステリ、シェトランド四重奏、ここに開幕」

と、あとがきにあるように
イギリスからも離れた北の地、シェトランド諸島その閉鎖された冬の空の下
人々は生きている。
物語はこの実在する狭い島の中すすみ、事件は起き、捜査は進む。
登場人物も島の人。

4人の視点で暮らしが語られ、
謎解きミステリだけにとどまらない、厳しい風土の中に生きるそれぞれの人々の想いが伝わってくる。そのどれにも重く寒い雲が頭の上に重石のようにかぶさる。
それぞれが何かを背負っていて、それぞれが心情を語るのを読んでいくと、自分がその島の住民になったような気さえしてくる。一緒に暖かい紅茶を飲みたい気分。
ミステリの前に趣深い小説である。

犯人については唐突ともいえるほどに、思惑とは異なった。
その伏線もあることはあるが、捜査がどうしてそこに向かったのか、読者は後から理解することになる。

まさに「絶妙な舞台設定と計算されつくした視点採用が両輪となり読む者の心をとらえて離さない、謎解きと人生のドラマが融合した味わい深いミステリ」である。

シェトランドの歴史、フェアアイルニットがスペイン人によってもたらされたというフェア島等にも興味がわいた。

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コメント

う~んたまんないね、可愛い!
孫は特別~ていうから。
わたしもこんな楽しみした~い!

投稿: yone3 | 2008年2月21日 (木) 16時16分

こんにちは
よねさん
最初は「ばあば」なんてと思ってたけど
やはり可愛いです。あはは
わかりませんよー。
急にその楽しみが来たりするかも。
私だってそれを期待していますから。

投稿: いち | 2008年2月22日 (金) 09時24分

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