« のんびりのお正月 | トップページ | 小さな親善大使 »

2008年1月 3日 (木)

『風が強く吹いている』と箱根駅伝

私はスポーツのテレビ観戦が好きだ。
ルールも良く知らないアメフトでさえ、夢中で見たこともある。
新年の箱根駅伝は毎年結構しっかりと見ている。
最近は予選会も見ることもある。これもまた面白いのだ。

風が強く吹いている 風が強く吹いている

著者:三浦 しをん
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006,9 初版 今年の1冊目
この本は箱根駅伝に挑む10人の話。
権太坂、箱根の上り坂も遊行寺も馴染み深い名前だ。
そこを走る後半部分は一足先に箱根駅伝を見ているかのようだった。

実際にそこで繰り広げられたドラマの数々も思い出す。
私には縁の無い「走る」ことの好きな人たちのこと。
予想される展開ではあるといえ(そうでなかったら許さない!)
年末のやるべきことの多いさなかに読み始め、
箱根駅伝の前に読み終えた。
細切れながらも、最終クライマックスは一気に読んだ。

500ページは読み応えもあったが、
私には心震えるような青春スポーツ小説であった。
まほろ駅前多田便利軒」で直木賞受賞後、第一作という。

君だったのか、俺が探していたのは。走るために生まれながら、走ることから見放されかけていた清瀬と蔵原。二人は無謀にも陸上とは無縁だった八人と「箱根」に挑む。走ることの意味と真の“強さ”を求めて……。新直木賞作家の本領全開、超ストレートな大型青春小説。(新潮社hpより)

箱根駅伝もまた違う目でも見られる気がする。
昨日、半日で読んだ娘と一緒に話の筋を思い浮かべながら往路を見た。
実家でにぎやかな語りの合間であったが
最後5区の順天大は気の毒だった。

復路はどうかな。

まるでそこをニコチャンや走やハイジが走っているかのように思う。
各人がうまくきちんと描かれている。
しかも漫画チックなところもあり楽しく面白く読めた。
直球勝負の青春スポーツ小説。今年の1冊目にふさわしいかな。

「走、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね。風の音がうるさいほどに耳もとで鳴り、あらゆる景色が一瞬で過ぎ去っていく。もう二度と走りやめたくないと思うほど心地いいけれど、たった一人で味わうしかない場所に」
「一人だけど、一人ではない。流れる川のように道はつづく。」

|

« のんびりのお正月 | トップページ | 小さな親善大使 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

楽しく暮らす・衣食住」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『風が強く吹いている』と箱根駅伝:

« のんびりのお正月 | トップページ | 小さな親善大使 »